こちらは先月撮影したものになります。与田浦に散歩がてらに撮影に行った帰り道。
ふと、佐倉にもコスモス畑があったことを思い出し、足を向けてみました。
よく春先に佐倉チューリップフェスタを見物しに行っている「佐倉ふるさと広場」です。
本格的オランダ風車「リーフデ」が風の力で雄大に回っているのが目印の、季節ごとの花が咲き誇るのを楽しめる場所です。
4月の「佐倉チューリップフェスタ」、7月の「風車のひまわりガーデン」、10月の「佐倉コスモスフェスタ」と開催されていたのですが今年はすべて中止となっておりました。ただ、今秋のコスモスは植えられており、フェスタとして開催されないだけで見学は出来ることを思いだしたのです。
この「佐倉ふるさと広場」もすぐ隣を京成本線が通り抜けていくので電車と季節ごとの花を組み合わせて撮影を試みるのも良いかもしれません。
与田浦に引き続き曇天の空なので大分暗い中の撮影の上、もう夕暮れも間近なので全体的に厳しい条件ではありましたが、時折晴れ間がのぞくタイミングもありました。
毎年、オランダ風車を背景に50万本を超える色とりどりのコスモスが一面に広がっているのですが今年はどうだったのでしょうか。
コスモスの種類の豊富さとそれほかにも秋を彩る花々が植えられているので、なかなかの見ごたえがありました。
すぐに夕暮れ時になってしまいましたが、夕やみに沈む中に映えるコスモスというのも良いかと思い撮りおさめていきます。
厚い雲間から光が漏れ、光柱が放射状に延びて降り注いでいるような景色が目の前に広がりはじめました。
薄明光線などというようですが、エンジェルラダーとかレンブラント光線とか言われる光景です。
夕焼けを背景にコスモスを撮影していると背景に何か写りこんでいるのに気が付きました。
白いコスモスの上あたりです。
なんだか大きな山のような影が見える!
あれ、富士山ではないでしょうか。
確かにこの「佐倉ふるさと広場」からも見ることが出来るとは聞いていましたが、今日のような気象条件で見ることが出来るとは思いませんでした。
最も影しか見えなかったのですが。
ぜひ、次回は空気の澄んだ時期を狙って富士山を狙ってみたいと思います。
今回使用した機材はNikon D780とTamron 35-150mm F2.8-4 Di VC OSD。
レンズは圧縮効果も狙える中望遠域で、「ポートレートズーム」の名を持つレンズだけあって花々を撮影するにも適したレンズでした。
曇天下で夕暮れ時という少し厳しい条件下でも問題なく撮影が行えたNikon D780は、今ある一眼レフカメラの中でも高い水準の中で使いやすく良いカメラであると思います。
もうそろそろ、秋の紅葉も本格的に始まる季節です。
寒さなどで体調を崩さぬよう気を付けて楽しいカメラライフを送りましょう。