【GWのおでかけに】GITZO トラベラー三脚キット GK2580TQRレビュー
最近は手振れ補正機構がカメラ、レンズともに定番化されていること。
また高感度に強いカメラが増えシャッタスピードが稼ぎやすくなってきたこともあり、三脚の出番が減ってきたという声をよく聞きます。
それでも三脚を使ってしか表現の難しい1秒以上のスローシャッターでの撮影や、構図の固定。
特にネイチャー写真においては構図を固定して風が止むのを待つ、雲が流れて日が差し込むのを待つ…など三脚必須のシーンもやはりあります。
ファミリーユースにおいても記念撮影などで持ち運びのしやすい小型三脚を荷物に忍ばせている方も多いのではないでしょうか。
しかし、単純に小型・軽量な三脚を選んでしまうと、積載するカメラの組み合わせによっては耐久性、耐過重、安定性などの実用面で不足するのも否めません。
そこで今回あらためて紹介するのはGITZO(ジッツォ)のトラベラー三脚シリーズです。
脚部の特殊な折りたたみ機構により、携行時(格納時)に全長を大幅に短縮できるモデルがトラベラーシリーズとなります。
もちろんこの手の三脚は同社の製品を皮切りに、今では機構に違いこそあれど国内、アジアのメーカーからも多数ラインナップがされるようになりました。
今回ご紹介するGITZOの製品はもちろん他社製のものに比べると“高価”なものではありますが、GITZOのカーボン三脚の耐久性、ねじれ耐性、品質をトラベルサイズで持ち運びできるというところにこの「トラベラー三脚」シリーズの意義があると感じています。
同シリーズには1型(一段目の脚径24mm)のものと、2型(一段目の脚径28mm)のものがラインナップされていますが、今回写真で紹介しているものは2型の三脚+雲台付きキット「トラベラー三脚キット GK2580TQR」です。
Canon「EOS 5D Mark III」や、Nikon「D800」クラスのサイズの一眼+70-200mm F2.8クラスのレンズの組み合わせでもセンターポールを短めに対応すればしっかりと撮影が可能です。
(三脚+雲台自体が1.72kgの軽量なため、カメラバッグなどをセンターポール下部のフックに掛けるなど工夫するとより安定させられます)
ではサイズ感をご覧頂くために、以下の写真をみてください。
これが通常の三脚の格納方法です。
脚の段数にもよりますが、雲台、センターポール基部の長さは縮められません。
こちらがトラベラー三脚の特徴である脚部を180°跳ね上げて折りたたみ、さらに雲台を脚の間にしまい込んだ状態です。
雲台、センターポール基部が内側に入った分、大幅に小さくなりました。
このキットの雲台については一体感のある組み込み式の専用自由雲台です。
一つのハンドルで軽く緩めるとパンロックの解除、大きく緩めるとボール部分がフリーになります。
(左)通常の格納状態 (右)脚部を180°折りたたんだ状態
この三脚は4段タイプの上に、トラベラーなのでぴったり収まります。
格納高こそ大幅に短いですが、その分展開した際の伸高も短いタイプの三脚です。
スタンダードレベル、アイレベルでの使用時には全段伸ばしきることが必要になるため、ロックの解除と脚を伸ばす作業を煩雑に感じる方も多いのではないでしょうか。
コツをつかむとスムーズに展開、設置、格納ができますので、その様子を動画にしてみました。
1本所持すれば所有感が満たされ、長年使えるメンテナンス性と実用性の高さを備えたGITZO三脚をぜひこの機会にご検討されてはいかがでしょうか。
トラベラー三脚の名の通り、後に控えたGWのおでかけなどに心強い三脚です。
商品へのリンクは以下からどうぞ
・GITZO トラベラーシリーズ≫こちら