【Hassel blad】フイルム散歩
妻、「天気いいし、散歩しましょう!」
少し前のことですが、妻と二人で多摩川まで散歩に出かけました。
自宅から徒歩だとちょっと距離があるのですが、冬にしては暖かな午後、休日は家でゴロゴロが当たり前の私を見かねての妻の決断です。
私、「……」 従うしかありません。
まぁ、どうせならと、今回お伴に選んだのは(…勿論、一番のお伴は妻ですが……)、ハッセルブラッド 500C/Mにプラナー C80mm F2.8とディスタゴン C50mm F4 T* のレンズ2本。
500C/Mにフジフイルム プロビア 100Fを詰めて、いざお出掛け!
……なんだかんだといいながらも、しっかり撮影を楽しむ気でいるのが判るセットです。
二人での散歩の時は、たいてい行き先を決めずにプラプラと歩くのが常なのですが、今回は多摩川沿いまで行ってみることにしました。
実は、昨年10月の台風19号通過の半月後くらいに一度行ったことがあるのですが、その時の惨状からどのくらい回復したかを見にいこうということになりました。
とはいえ、ルートは決めていません。 多分こっちの方… という行き当たりばったりな感覚でのお散歩です。
午後1時過ぎの出発、雲一つないような晴天で冬の格好で出た身には暑いくらいでした。
しばらくすると、見知らぬ神社にたどり着きました。 さっそく、撮影。
HASSELBLAD 500C/M + Planar C80mm F2.8
HASSELBLAD 500C/M + Planar C80mm F2.8
C80mmは銀鏡胴(T*コーティングなし)のものですが、それでもこの色のリ! 赤・白・青が目に鮮やかです。
さらに歩くとニャンに遭遇。日差しが気持ちいいのか、盛んにニャゴニャゴ鳴いていました。
HASSELBLAD 500C/M + Planar C80mm F2.8
近付いても逃げる気配がなかったのですが、日向ぼっこを邪魔しては悪いので、このくらいで我慢。
JR蒲田駅からほど近く、京浜東北線の操車場があります。 古い人には「砂の器」で有名。
HASSELBLAD 500C/M + Planar C80mm F2.8
手前の黒い線は金網です。 レンズねじ込めず…
ようやく多摩川の土手までたどり着いたところで、レンズをディスタゴン C50mm F4 T* に交換。
35mm判換算でおよそ28mmの画角を持つ広角レンズ。 6×6判では横への広がりは出ませんが、適度な遠近感が表現されるレンズです。
HASSELBLAD 500C/M + Distagon C50mm F4 T*
流れは緩やかで、川面も非常に穏やか。 のどかな光景ですが…
HASSELBLAD 500C/M + Distagon C50mm F4 T*
岸辺は、まだ台風の爪痕がいたるところに残っていました。 草木もなぎ倒されたまま…
HASSELBLAD 500C/M + Distagon C50mm F4 T*
とはいえ、台風通過の半月後に訪れた時に較べれば、まだましな方です。
その時は、50cmくらいの泥が積まれた景色が、川岸に延々と続いていました。
HASSELBLAD 500C/M + Distagon C50mm F4 T*
整備されたところは、のどかな風景が広がります。 …ちょっと殺風景かな…
HASSELBLAD 500C/M + Distagon C50mm F4 T*
…ので、妻を立たせてみました。 なんかミニチュア感が出ました…
HASSELBLAD 500C/M + Distagon C50mm F4 T*
びよ~ん
HASSELBLAD 500C/M + Distagon C50mm F4 T*
京浜急行線の六郷土手駅近くまで来てしまいました。
久々の運動、夕飯もおいしくいただきました。
こういったお散歩も控えなくてはいけない最近の状況…
一日でも早く平常に戻ってほしいものです。