【Hassel blad】フィルム紀行(ときどき、奇行)④ハッセルレンズ、撮り較べ!
愛用のレンズたち・・・
・・・うそです。こんなに持ってません。
なんたって、お小遣いが・・・・・・いえ、何でもありません。
ハッセルのブログを書くときは、どうしても標準80mmレンズを中心に話が進みます。
自分の愛用レンズであるせいもありますが、ハッセルブラッドを初めて使う方の多くが、
80mmから入るだろうという考えを基にもしています。
でも、「標準」の考え方も、人によってさまざま・・・
35㎜判カメラで広角レンズを主に使っている方なら、中判カメラでもなるべく広角のほうが構図も決めやすいでしょうし、
山岳写真の愛好家の方には「250mmが自分の標準!」なんて人もいます。
で、そんな声にも余裕で応えられるのがハッセルの充実したレンズラインナップ!
500シリーズ用としては、30mmから500mmまでが用意されていました。
さらに、世代によってC・CF・CFi・CFEなどの種類もあり・・・
なんとも膨大な数のレンズ群なわけです。
6×6判用レンズの焦点距離を35mm判に換算するには、35mm判フィルムの画角の対角線(43.3mm)を
6×6判の画角の対角線(約79mm)で割った数値(約0.55)を6×6判の焦点距離に掛けると表されます。
たとえば、6×6判の80mmに0.55を掛けた44mmというのが、35mm判に換算したときの焦点距離となります。
・・・ふぅ、数学苦手なんですが・・・・・・
・・・実際どんな感じか、見てもらったほうが早いでしょう。
今回、上の写真にある6本のレンズで試写してきました。
全てCFレンズで、40mm・50mm・80mm・120mm・150mm・250mmです。
・・・えぇ、重かったです。 しかも仕事なので、ノンアルコールです…
(ボディ:503CXi、フジフィルム ベルビア100F使用)
Distagon T* CF40mm F4 FLE(35mm判換算 約22mm)
広角でありながら、歪みや周辺光量落ちの少ない高機能レンズ。
もっと広角の魚眼レンズ 30mmもあります。
Distagon T* CF50mm F4 FLE(35mm判換算 約28mm)
サイズもお値段もお手頃なレンズ。 広角好きな方にオススメです。
Planar T* CF80mm F2.8(35mm判換算 約44mm)
まさに「標準」レンズ。 ハッセルは、やっぱりここからか・・・
上記2本の間に60mmがあります。
Makro-Planar T* CF120mm F4(35mm判換算 約66mm)
ポートレートでの愛用者も多い万能レンズ。
間に100mmがあります。
Sonnar T* CF150mm F4(35mmm判換算 約82.5mm)
手持ちスナップ撮影も可能なお手頃レンズ。
Sonnar T* CF250mm F5.6(35mm判換算 約138mm)
焦点距離のわりにコンパクトな設計。
間に160mm・180mmがあります。
さらに望遠の350mm・500mm・ズームレンズ140-280mmなどがありますが、
・・・・・・勘弁してください、そんなに体力ないです・・・
ちなみに、先に話に出た CF30㎜ F3.5。
6×6判の魚眼は迫力あります。
そして、C500mm F8。
ドーン!! これつけて都庁にカメラ向けてたら、たぶん職質ものです…
「標準1本で勝負!」もいいですが、折角これだけのラインナップが存在するのですから、
使わない手はありません。
皆様も是非、次の1本を見つけてみてください。
愛用のレンズたち…
(この作者は、アルコールで動きます。)
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