【HASSELBLAD】 とりあえず、ハッセル!! その1
*↑演出です。
ハッセルブラッドを3枚におろす…
もとい、レンズ・ボディ・マガジンの3つに分けるのに、包丁は必要ありません。
知力・体力・時の運や、愛と勇気も特に必要ありません。
(キャベツとニンジンは、ちゃんぽんの具材として、私の胃袋の糧になりました。
ハッセルは、……私の心の糧になってます… うん)
その1 ボディ、何選ぶ?
ひと口にハッセルブラッドといっても、いろいろな種類があります。
基本的ともいえる500シリーズのボディだけでも、
500C(1957~1970)
レンズシャッターを採用し、1/500秒のシャッター速度を実現。
ストロボも全速同調する。
500C/M(1970~1989)
500Cの改良(モデファイ)モデル。
サービスセンターでしか交換できなかったフォーカシングスクリーンを
ユーザーが簡単に交換できるようにするなど、細かな改良がなされた。
発売期間が長く、モデル内でもフォーカシングフードの形状や内面反射防止材の材質など
マイナーチェンジの多い機種である。
ブラックボディも生産された。
503CX(1988~1994)
フォーカシングスクリーンに明るいミノルタ製のアキュートマットが標準装備。
専用ストロボの使用により、TTL自動調光も可能に。
503CXi(1994~1996)
503CXのマイナーチェンジモデル。
後の503CW同様、巻き上げクランク部にワインダーを装着できるようになった。
503CW(1996~2013)
ミラーが大型化され、350mm以下のレンズでのミラー切れによるケラレがなくなった。
フォーカシングスクリーンに、より明るいアキュートマットDが標準装備された。
500Classic(1989~1994)
500C/Mが生産終了した後、同年に若干改良を加え、再生産されたモデル。
CF80mmレンズとA-12マガジンとのセット販売のみで、
ストロボのTTL自動調光機構を省くなど、エントリーモデル的な位置付け。
501C(1994~1997)
500Classicの後継機種。
セット販売で、ブラックボディのみ製造された。
501CM(1997~2004)
500シリーズの最終モデル。
503CW同様、大型ミラー・アキュートマットDを標準装備。 TTL自動調光機構は省略。
と、いろいろありますが、
それまでのフォーカルプレーンシャッターからレンズシャッターに変更された500Cの段階で、
すでに500シリーズの基本は完成されています。
500シリーズ用であれば、レンズやフィルムマガジンは新旧どのタイプでも使用可能という
大変優れたシステムです。
左:500C/M 右:503CW シャッターボタンの形状が503CXi以降で変わります。
左:500C/M 右:503CW 写真で分かるでしょうか? 旧タイプの方がボディ肩に丸みがあります。
・・・というわけで、どのモデルを選ぶかは、あなた次第!
予算に合わせて選ぶもよし、使用スタイル(ワインダーが必要かなど)で選ぶもよし。
「より新しい方が・・・」とか、「いやいや、ベーシックモデルが・・・」
など、選択の方法はさまざまです。
・・・まぁでも、じっくり考え納得して選べば、ハッセルブラッドは手にした時から
それが「自分のハッセル」として、あなたの良きパートナーになることでしょう!
何より大事なのは、どのモデルを選んでも、それで撮影すればあなたの写真が、
「ハッセルで撮った写真」となること!
そう「ハッセルで撮った写真」 ・・・なんて甘美な響き!!
それだけでもう、他の写真よりも一段も二段も上の写真であるかのように感じられませんか?!
ハッセルで撮れば、身の周りの何気ない風景が、映画のワンシーンのようなドラマチックな情景に見えたり・・・
ハッセルで撮れば、普通のお姉さんの顔が、有名モデルの憂いを帯びた表情に見えたり・・・
ハッセルで撮れば、ご家庭の料理が、あの有名一流レストランの味に・・・
なんてことはないか・・・
でも何か、「今までと違う写真が撮れるんじゃないか」というワクワク感を与えてくれるカメラ…
それがハッセルブラッドなのです!
……って、よし、何かいいこと言った!!
今日はこのくらいにして、そろそろ撮影に出かけようかな…
……うっ!
…諸事情により、撮影は次回に、 イタタタ……
(文責・イット)
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