【HASSELBLAD】X2D 100C、55mm、38mm本日発売!!
先日の発表会から寝れずに過ごした方も多いのではないでしょうか。
かくいう私もその一人。
やっとこの手に取ることが出来ました。
1億画素を小さな筐体に収め、更には手振れ補正や1TBの内蔵SSDまで。
ミラーレスカメラが発売された時に誰がこのカメラを想像することができたでしょうか。
ひょっとしてこれは革命?私は今そんな貴重な瞬間に立会っているのでは…。
そんな前置きはともかくこちらの記事ではYouTubeで紹介しきれなかった部分と、作例には現れないところをご紹介したいと思います。
実際の描写に関してはKasyapaのフォトプレビューをご覧ください。
また発表から間もなくその第一印象をお伝えしたマップカメラYouTubeチャンネルも併せてチェックしてみてください。
せっかくなのでX1D、X1D IIと並べてみました。正面から撮ると殆ど差がないので、上からの図をお届けいたします。
X2D 100CのシャッターボタンにはHの刻印が施され、ワンポイントのアクセントに。
まず手に取ってみて、おや?と思ったのが肩のサブ液晶。
モードダイヤルは無くなったらしいぞ、と。
起動時はHロゴが表示される演出がGoodです。
起動が早くなったのでこのHロゴの撮影もしやすかったです。
少し小さいかな?と思いましたが、精細に表示されるため、見やすいです。
サブ液晶のサイズはEOS R5とほぼ同じです。
ちなみに電源ボタン長押しで電源ON/OFFですが、軽く押すと電池残量を確認することができる便利機能がついています。
起動するまでもなく電池残量だけを確認できるのはありがたいです。
触っていて気が付きましたがX2D 100Cでは背面ダイアルが押し込めるようになりました。
ここに好きな機能を割り振ることができますが、私が気に入ったのがレンズフォーカス最小の設定。
瞬時に最短撮影距離に切り替えることが出来るのでブツ撮りをする際に重宝しそうです。
デフォルトではズームインになっており、ライブビューを拡大しピントを追い込むことができます。
ピントと言えばこちらの機能が新鮮でした。
AF時には四角のフォーカスポイントだったにも関わらず、MFに切り替えた途端に謎の環が出てきました。
きっと気のせいだろうとピントリングを回してみると…。
環の左上にあった▼が移動していきます。
そしてそろそろピントが合うな、と思った瞬間…!
緑に光ったのです!!(実際には光っていません。個人の感想です。)
こちらはフォーカスピーキングがなくなり、新たに追加されたMFアシスト機能で、その名もフォーカスインジケーターです!
ゲームみたいで面白いです。既存のXCDレンズも全て対応しています。
HマウントレンズやVマウントでは使えませんでした。
そしてYouTubeでも触れていたストラップ。
この取り付け方式は500シリーズにも採用されており、フィルム時代を思い出させてくれます。
金具とストラップは外れますので金具を無くさないようにご注意ください!
ちなみに500シリーズにも取り付けられるということで、今後単品販売があるのかないのか気になります。
続いてはレンズをご紹介いたします。
続いてはレンズについてX2D 100Cと同時に発売するVの銘がつくレンズでは、マニュアルフォーカスとオートフォーカス切り替えがクラッチ式になりフォーカスリングを前後にスライドさせることで切り替えを行います。
▼AF時
▼MF時
これによりファインダーを覗いたまま瞬時に変更可能になりました。
最短と無限遠側で行き止まりがあります。行き止まりの先もリングは回る仕様ですが、トルクが明らかに変わりますので、気付かずに回し続けてしまうこともないと思います。
フォーカスリングの下(マウント寄り)にあるリングはコントロールリングになっており、ボディ側から
ISO、AV(絞り)、TV(シャッタスピード)、EV(露出補正)のいずれかに設定可能です。
デフォルトはイメージ通りAVですが、ISOにするのも面白いかもしれません。
リングでISO、正面ダイアルで絞り、背面ダイアルでシャッタースピードを変更することで、思った以上に簡単に操作することができます。
カメラを構えた際に自然に触れるところに露出を決める要素全てを集約することで、ファインダーの向こうにある被写体に集中できるという訳です。
外観ではYouTubeでも触れていたプレートがにくい演出です。
500シリーズ初期の頃に使われていたVのロゴを刻印したプレートがレンズのサイドについており、
横から見てもHASSELBLADであることをさりげなくアピールしています。
このプレートが大好きです。後から取り付けるアフターサービスをしてほしいくらいです。
X2D 100Cは写りも然りですが、触った印象も進化を感じました。
SSDの恩恵もあってかレスポンスがかなり向上したように感じます。
レンズは軽くコンパクトで明るさも十分あります。ドラマチックな描写と静かなシャッター音、そして使いやすいフォーカスリングとコントロールリング。
カメラを始めたころの自分では想像もできなかったような高画質を、カメラを始めたころのようなワクワクと一緒に。
そんな夢のような時間をもたらしてくれる、ドリームマシンと呼ぶに相応しいとシステムだと思います。