STARRY NIGHT
新緑の頃、人気故に入手が難しかった特殊なフィルターがありました。Kenkoから発売された光害カットフィルター「STARRY NIGHT」です。街灯りによる色被りを抑制できるこのフィルターは、星景、夜景の撮影分野で幅広く浸透し、それ故に入手が困難でした。今回はそんな「STARRY NIGHT」を手にし、撮影を挑んできました。
渋谷区の高層ビルから、港区と東京タワー方面にカメラを向けました。2枚の写真では、「STARRY NIGHT」の使用の有無による比較をしております。フィルターを使用した写真(写真上)ではフィルターを使用していない写真(写真下)と比べて、雲や建物に反射した街明かりで黄色味がかっているのが抑えられ、澄んだ印象の写真になりました。透明感さえも感じる事が可能です。首都高速2号目黒線の天現寺出入口付近を拡大した比較写真からは、車の光跡に対するフィルターの効果が分かり易く表現されています。
「STARRY NIGHT」は特性通り色味が若干青寄りとなっておりますが、これは多くのユーザーに好まれる色味の加減ではないでしょうか。
「STARRY NIGHT」は、装着するだけで、明確に分かる光害カット効果を得られ、RAW現像時の色味調整の手間を省く事ができました。今まで現像時に試行錯誤していた色味調整が撮影時に勝手になされているのはかなり魅力的です。故に普段はRAW現像をしないというユーザーの方にとっても装着するメリットがあり、そんな方にとってはRAW現像をしていないのに“RAW現像をしたかの様な”そんな画を撮る事が可能です。
低コスト高リターンなおすすめのアイテムですので、是非この冬の夜景撮影と共にお楽しみください。
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[ Category:etc. | 掲載日時:19年12月16日 16時00分 ]