【Kodak】復活のリバーサル-Ektachrome E100-
発表から待っていた人も多く、初回入荷分があっという間に完売した
Kodak Ektachrome E100。
デジタルカメラの主流化に伴い縮小傾向になり、展開されているラインナップも限られていた中、
今回の復活は驚きと感動で迎えられました。
今回使用したカメラはCONTAX RTSII、レンズは”標準レンズの帝王”と称された
Planar 50mm F1.4 MMでの撮影。
CONTAXは、カラー撮影でも特にリバーサルフィルムで
色彩を非常に美しく表現してくれます。
パッケージカラーの黄色と青。
象徴的な色彩の組み合わせが気になり撮影。E100の良さは
「色再現性の高さ」と称している通り、素直な発色です。
このカットはCONTAX Planar 100mm F2 MMでの撮影。
CONTAXの望遠レンズと言えば85mm F1.4やMakro-Planar 100mm F2.8等
名玉と呼ばれるものが多く、その中でも実はピントの立ち方やボケの美しさを両立した
Planar 100mm F2は「玄人向け」ともいわれていたレンズ。
このピント部分とボケの美しさ。個人的にも大好きな1本です。
勿論E100ともマッチしており、程良いコントラストとシャープネスが美しい1枚。
シャドーを少し切り詰め、アンダーに振った1枚。
暗部の湿度を感じる描写は、リバーサルフィルムならでは。
東京の空気をしっかり捉えるE100、リバーサルフィルム独自の表現が
普段見ている光景を映画のワンシーンの様に変化させてくれます。
Kodakから発表されたサンプル画像の中でも取り分け美しかったのがネオンの描写。
街中で見つけたネオンをすぐに撮影してしまう程、E100はネオンの色を鮮やかに残します。
ISO100のフィルムですが夜にも積極的に使って行きたくなる1本。
T-MAX3200に続き、今回のEktachrome
「現代にフィルムを復活させる」事、
それは改めて「写真とは何なのか?」という問いを投げかけられている様な気がします。
初回入荷はあっという間に完売。まるで復活を祝福する様な大きな反響を頂きました。
もしも今回の記事をご覧になって「使って見たい!」と思った方、
そして「前回買えなかった!」とお嘆きの方も多かったと思います。
次回入荷分はお早めにご注文下さい!
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