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【Leica】もっとも身近なライカ「SOFORT2」を推したい。

【Leica】もっとも身近なライカ「SOFORT2」を推したい。

今月ついに発売となったハイブリッドインスタントカメラ「Leica SOFORT2」をようやく使う事ができたのでご紹介いたします。

まずは外観から。
SOFORT2は3色展開で、私はホワイトを入手しましたがブラックとレッドも非常に悩みました。どの色も高級感のあるライカらしさを纏いつつ、軽いながらも手にしたときの“まとまり感”はこれまでのライカ製品を彷彿とさせる仕上がり。webで見るよりも実際に見た方がすっきりとした印象だったので、悩まれている方は全色候補とした上で実物を見てご検討頂いた方が良いかもしれません。特にブラックはこれまでのライカボディっぽさを感じさせるので人気色と想像しますが、ホワイトやレッドも全く悪目立ちする事なく、むしろインスタントカメラとして想像する明るい雰囲気にマッチした完成度の高い選択肢でした。何を隠そうブラック一択と決めていた私が悩みに悩んでホワイトにするほど。つまりどれを選んでも間違いなしと言えるでしょう。


さて、ボディを詳しく見ていきます。
まず商品画像では判断しきれない質感がとても上品で好印象。特にボディ前面はレンズや操作系を除いて艶のある質感で、一枚の平坦なアクリルかガラスを触っているような手触り。グリップに相当する凹凸や出っ張りこそありませんが、さらさらと手が滑ってしまう心配はありません。

また前面だけでなく背面以外の5つの面全てに、選択したボディカラーが適用されている事も嬉しいポイント。前面を除いた4側面はしっとりとした曲線を帯びた角によって一体感すら感じられる風合いで、軽さから想像するようなチープな印象を受ける箇所はありません。さらにダイヤルやボタンの回し心地、押し心地、そして印刷レバーの操作感ひとつひとつが洗練されており高級感を強く感じます。撮影も印刷も便利にこなすマルチカメラであるからこそ常に持ち歩きたい存在であり、つまりある程度の堅牢性も担保される必要がありますが安心して携帯することができそうです。

そして外観を語る上で特筆すべきはレンズキャップ。専用のカブセ式キャップでマグネットによって心地よく嵌ります。スムーズかつワンタッチというだけでなく、レンズキャップに刻印されたロゴが正対する角度を保つように装着できるのが憎い演出。キャップ自体レンズに対応するために大きいですがとても軽く、持った時の負担にならない点もよく考えられた結果なのでしょう。
この他にも細かな点として、左右に開けられたストラップ穴や、ボディ底部の三脚穴など、実用にも行き届いた配慮を確認できました。

カメラを使う上で見た目が良いと感じるのは大切なこと。お気に入りであればあるほど撮影までのハードルも下がります。
ではいよいよ最初のフィルムを装填して撮影へ。

旅先で撮影した写真もLeica FOTOSアプリを接続することでリモート印刷ができます。
本体で撮ってすぐ印刷するだけでなく落ち着いたタイミングで印刷を行えるのが旅先では嬉しく、撮り歩きはM10-Pで、印刷は吟味しながらゆったりとカフェで。

印刷後のデータとして写真の枠とロゴ、そして撮影日時を記録した状態の画像を共有・保存できる仕様となっています。
(印刷されるフィルムには文字の刻印は入りません)

事前知識としてSOFORT2本体で撮影した写真は印刷したもののみデータで保存可能と知っておりましたが、このような形で日々の思い出を簡単に残すことができるとはなんとも粋な演出。インスタントカメラは手に触れることができるモノとしての写真が印刷されることが魅力ではあるものの、一方でSNSで共有などをするにはスキャンしてデータ化する必要があります。印刷したフィルムの様相を残したまま保存可能なこの機能は、データ化の手間をパスするアイデアとしては理想的とも言えます。

せっかくなので今回はこの画像形式を主に掲載することにします。
撮影は全て「Leica M10-P」で行ったものを選択しました。
(もちろん他のメーカーの写真でも、スマホ撮影の写真でもアプリから印刷することができます!)

枠を設けて鑑賞すると撮影画像も少し変わった雰囲気で楽しむことができます。
記憶の窓枠を覗き込むような感じ。

フィルムはinstax miniのもの、もしくはライカから発売している同サイズのものが使用できます。
写真の短辺の枠が太く、またその辺を下側として印刷されるので横長は90度傾いた形とも受け取れますがこれはこれで面白い。あくまでLeica FOTOSアプリ経由で保存した写真であればこうなるというだけですから、実物の鑑賞はそのまま横向きでどうぞ。どうしてもという場合はペンで縦書きの書き込みをするなどで視覚的にも違和感なく見る事が出来ます。


縦構図の写真はこの通り、この収まりを期待して縦に構えることが多くなってしまいそうなほど。
M10-Pには少しの間酔いを堪えてもらう必要がありそうです。

強気に書き込めるのも魅力。
同じ写真を何度だって印刷ができますから。

・・・

何枚か印刷していてまた気付きがありました。



そもそもチェキ、instaxはFUJIFILMが展開するインスタントカメラのブランド。しかしライカのフィルム外装と裏面にはちゃんとライカの文字が。
機能には変わりないのですが細部にまでメーカーのこだわりを見つけるとつい嬉しくなってしまいます。

まだまだ印刷したい写真は多いのですが今回はここまで。
ライカユーザーの方にはもちろん、これからカメラを始める方、他のメーカーのカメラを使っている方にとっても魅力的な一台です。
インスタントカメラとしては少しハードルが高い価格かもしれませんが、期待は裏切りません。
個人的にはこの機会に是非お楽しみいただきたいカメラナンバーワン。

ぜひイベント盛りだくさんの年末年始の思い出から憧れのライカを始めてみてはいかがでしょうか。
これから発売予定のアクセサリも予定されておりますので近々第2弾としてご紹介させて頂く予定です。
お楽しみにお待ちください。

[ Category:Leica | 掲載日時:23年11月22日 19時05分 ]

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