【Leica】タンバールM90mmと新宿ふらり旅。
皆様こんにちは!
その昔、「タンバール」というレンズがあったのをご存知でしょうか?
1934~40年までの6年間でわずか3500本ほどしか生産されなかったLeica唯一の「ソフトフォーカスレンズ」です。
レンズの収差の1つである「球面収差」を利用したレンズであり
ソフトフォーカスのその名の通り、独特のにじみを伴った描写が特徴です。
朝日新聞社の写真賞の名前にもなっている写真家の木村伊兵衛が愛用していたことでも有名です。
さて、そんな世にも珍しい「タンバール」が昨年末にライカMマウント用レンズとして復活を遂げました!!
80年ほどの時を経ての復活です。
当時のスクリューマウントの物は前述の通り生産数が少ないため
手に入れたいと思っても、お目にかかることさえ滅多に無いレンズです。
今回の復刻版では、フィルター径が以前のE48からE49になりました。
また、特徴的なセンターフィルターやフードの形状は当時のそれを思わせる再現ぶり。
見ているだけでも心躍ります。
さっそく試す機会に恵まれたので撮ってきました!
使用したカメラはLeica SL(Typ601)です。
全て絞り開放で撮影しました。
ちょっとだけ桜吹雪!
私は今年、お花見をしないまま桜が終わりそうです。
今年は開花も早くてビックリしました。
枝垂れ桜。
ボケを見てみたくてパシャリ。
特徴的なリングボケが出ています。
後ボケよりも前ボケのほうが気になったのですが上手く撮れず…。
また次回使うことがあれば前ボケを意識した撮影をしたいです。
さて、モデルさんのご登場。
90mmという焦点距離ですから、やはりポートレートで使ってこそ!というレンズな気がします。
お腹が空いたので早々にご飯に行き、夜の撮影スタート。
夜らしい雰囲気の衣装のチョイスがナイス。
ストロボは持ってこなかったので、キャッチライトが入るところでパシャリ。表情が活き活きして見えます。
普段は薄暗いバーで撮ることが多いですが、光の入れ方ってすごい大事です。
今回はこの辺で。
ソフトフォーカスレンズなので、解像感よりは雰囲気重視で光の入れ方を意識して使いたいところ。
中々にクセのあるレンズですが、次こそは上手く撮りたい…。
チャンスがあればリベンジしたいと思います。
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