【Leica】マップカメラが選ぶライカレンズ10~APO SUMMICRON M35mm F2.0 ASPH.~
informationLeicaLeicaのある日常M11 / M11-P / M11-Dスナップマップカメラが選ぶライカレンズ10冬の煌めき単焦点を楽しむ
2023年2月20日、Leica Boutique MapCamera Shinjuku は10周年を迎えます。マップカメラのブログサイトであるTHE MAP TIMESでは、よりライカの世界を楽しんでいただけますよう、専門店スタッフによる関連記事や動画コンテンツを順次掲載してまいります。ぜひお楽しみください。
さて、マップカメラが選ぶライカレンズ10ということでスタッフ一押しのレンズをご紹介させていただきます。
「APO SUMMICRON M35mm F2.0 ASPH.」
泣く子も黙る(?)、究極のレンズ・アポズミクロン待望の35mmレンズです。その特徴はレンジファインダーの限界を超えた最短撮影距離0.3mを実現し、撮影距離・絞りを問わず常に高次元の写りを撮影者に提供する点にあります。以前4台のM型デジタルライカに装着してレビューした『【Leica】最高のM35mm』、その時の感動をもう一度!と意気込んで撮影を行いました。今回は「M11」で新たに撮影したものを追加しております。作例は全てJPEG撮って出し、ライカの現在地をどうぞご覧ください。
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先ずは簡単にレンズの外観をご紹介。最短撮影距離0.3mまで繰り出し、フードを装着してもこのサイズ感。よくもこの鏡筒にあれだけの写りを閉じ込めたものだと心底感心してしまいます。だからなのか、だからこそなのか、予約開始から2年が経とうとしている現在も目にする機会は非常に稀な1本。アポクロマート設計かつフローティング機構搭載、スペックだけ見てもこれ以上求めるものはないレンズとなっています。
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M9-P
M10 monochrom
M10-R
M11
先ずは『【Leica】最高のM35mm』で未掲載だったカットを用意しました。CCDセンサーに現代のキレを与え、白と黒の中に無いはずの色を見出し、高画素のメリットを最大限活かす。記事の中で他に何もいらないと記載していましたが、今でもその思いは変わりません。
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さて、追加の作例のために与えられた時間は正午から日没までの約5時間。動植物の撮影が多い筆者ですが、ここは王道のスナップをということで街に繰り出します。
日の傾きとともに皆さんの背中をお借りしながらスナップ。今だ!という瞬間にこのレンズがある、安定感と安心感は現代随一だと感じます。背景との距離があることもありより奥行を実感、全て絞り開放ですが言うまでもなく解像力も抜群です。
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克明に写しながらも硬すぎない、そんなしなやかさを備えたレンズです。絞り開放時の周辺減光は意識を被写体に向けるアクセント、水面の反射も好印象。
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新しい世界を見に行こう。そんな気持ちにしてくれる本レンズ。間違いなく現代最高のブレイクスルーであり、答えに辿り着く最短距離となっています。全てを意のままに写したい、あらゆる悩みから解放されたいあなたのための1本です。
10周年を迎えるLeica Boutique MapCamera Shinjuku。魅力的なコンテンツの発信に努めてまいりますので、今後もよろしくお願いいたします。
新しいアポ・ズミクロン、ご予約だけでもいかがでしょう。
最新のM型ライカ・M11、この組み合わせで写らなければ諦めましょう。