【Leica】マップカメラが選ぶライカレンズ10~SUMMILUX M50mm F1.4 ASPH.~
2023年2月20日、Leica Boutique MapCamera Shinjuku は10周年を迎えることができました。
マップカメラのブログサイトであるTHE MAP TIMESでは、よりライカの世界を楽しんでいただけますよう、専門店スタッフによる関連記事や動画コンテンツを順次掲載してまいります。ぜひお楽しみください。
まだまだ寒い日が多いですが、徐々に暖かな日も出てくるようになりました。
いよいよ最終回となる10回目は、ライカレンズを語るうえで欠かせない1本
Leica SUMMILUX M50mm F1.4 ASPH.とM11を持ってスナップ撮影をしてきました。
先日公開されたYouTube企画 過去10年間のライカレンズ売上ランキングで新品部門・中古部門どちらでも1位に輝いた、
名実ともに現代のライカを代表する銘玉です。
こちらのズミルックスはとても高貴な印象のあるレンズです。
M11に付けてみるとなんとも表現しがたい佇まいになり何時間でも眺めていられます。
貴婦人と呼ばれる初代ズミルックスM50mm F1.4の末裔だからでしょうか。
撮影は新宿から渋谷方面に歩きながらじっくりと撮影をしました。
では撮影してきた写真をご覧ください。
撮影した写真はAdobe Lightroom CCで多少の編集をしています。
モノクロで街路樹を撮影してみました。
ピント面の解像力は非常に高く、枝を切った跡の立体感もあります。
樹皮が剥がれてきそうな質感やのこぎりで切った跡も生々しく写真に残せました。
ガラスに写り込むビルを撮影しました。
ガラスの凹凸の影響で蜃気楼越しにビルを見ている様な印象になりました。
普段であれば素通りしてしまうかと思いますが、写り込みですら足を止めて撮影したくなるのがLeicaというカメラの良さなのだと実感しました。
同じ建物を異なる場所から撮影しました。
様々なスポットを探しながら歩いていると身の回りの風景に敏感になりなかなか前に進みません。
一面の青空に唐突に無機質な人工物を写し込むと威圧感を感じると共に一寸も狂わぬ直線に美しさも感じました。
これらの写真はF値をF4にして撮影をしましたが解像感は勿論、ビルの「鉄鉄しい」質感まで再現されており非常に驚きました。
この写真は手を加えておりませんが色の鮮やかさに感動しました。
そして手前から奥にかけて広がっていく自然なボケの広がり方もこのレンズならでは。
Leicaのカメラをお持ちの方もそうでない方も、こちらのズミルックスM50mm F1.4 ASPH.で、ぜひ写真を撮ってみてほしいと思えた撮影体験でした。