連載記事『カメラを愉しむ vol.12』は、先日KASYAPAに掲載した『LEICA S3』のオフショットをご紹介。
普段使いの愛機として「LEICA Q」や「FUJIFILM X100F」「RICOH GRII/III」「Pansonic GM5」を愛用している筆者。
この機材をご覧いただき、撮影スタイルをご想像頂けたとおもいます。
撮影は「軽量」で「サクサク撮影」できるスナップシューターをメインにセレクトして参りました。
昔は「Nikon FM10」や「PENTAX Z-1P」などでじっくり撮影していた私ですが、機材の高性能化で撮影スタイルが激変。
中判カメラを初めて使い、あの頃の1枚1枚 息を潜めてレリーズボタンを押す。
この行為が「こんなにも幸せで、愉しい事なのか」と改めて実感いたしました。
意図的に少しオーバー目に振り、ディテールをどう表現するのかチェック。
バッグの滑らかな曲線美を立体感ある描写で表現しています。
アンダー気味に撮影。感覚的なものになりますが、ライカレンズやカールツァイスレンズを使うときは、
アンダー目で撮影すると被写体の華やかさが強調される気がいたします。
ガラス面の映り込みがまた美しい。
木の扉の凹凸を絞り開放で撮影したにも関わらずしっかりと表現しています。
使い始めはジックリ撮影していましたが、だんだん機材に慣れてくるとファインダーも覗かずフリーハンドで被写体に入れたいものだけをフレームインしてシャッターを切る。ピントは敢えて東京タワーに合わせて撮影致しました。
PCで拡大表示すると、1枚1枚のステッカーをしっかり確認することができます。
ハイキーで眩しい看板を撮影。
東京タワーを感度ISO6400にて撮影。この画素数からは信じられないほどの低ノイズです。
透明感があり造花の葉の厚みまで想像することができます。
この素晴らしい描写の世界に驚きが隠せません。
カメラ内の画像処理能力の高さで優れた解像感に見せている機種、本当のセンサーやレンズの能力による解像感。
スマートフォンなどでSNSなどに掲載するのであれば、前者で十分満足することができます。
しかし、プリントして作品を鑑賞したい。
仕事として、または極めた趣味の域に入りたいという方にぜひお勧めしたい究極の逸品です。