【Leica】何コレっ?! 第11回 『SYOOM / 14009 / 14109』
思わず「何コレっ?!」と叫びたくなるこの物体。まるで潜望鏡を伸ばした潜水艦のようなこれは、いったい何でしょう?
ライカのコードネーム「SYOOM / 14009 / 14109」は、バルナック用ライカビット(フィルム巻上装置)です。
↑このようにボディの底ブタに替えて取付けて使用します。カッコイイ~!
前面の筆記体で彫られた「Leicavit」の文字がたまりません。
裏面中央にトリガー(引き金)が格納されています。左端には、ボディ着脱レバーの通り道の溝が切ってあります。
三脚取付け用の穴は、標準の底ブタとは反対側にありますね。
ライカビットと底ブタを並べてみました。ライカビットの本体部分の厚さは、約14㎜です。
トリガーを引くと、この巻上げ軸が回転します。
ボディ側のスプール軸の切り欠きと、ライカビットの巻上げ軸の突起が噛み合う仕掛けになっています。
↑クリックすると大きく表示されます。
底のくぼみのトリガー先端に指を引っかけて、引き出します。所定の位置で固定され、トリガーが引けるようになります。
トリガーの長さは、40mmほどです。
畳むときは、トリガー基部のボタンを押して収納します。
通常はカメラを一旦下げて、フィルム巻き上げノブを一回転させるために2~3回クルクル回す必要があります。
ライカビットを使用すれば、トリガーを引く(左に約39mm)とワンアクションでフィルム巻き上げが完了します!
しかもカメラは顔の前で構えたままで!
手に持ってみるとこんな感じです。 一瞬でフィルム巻き上げが出来るのでスナップ撮影に最適です!
こんな小さな本体の中にどんなメカニズムが詰まっているのか、分解してみた~い!!
(いけません!元に戻せなくなります)
Leica If、IIf、Leica Ig、IIg でも使用可能です。
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