【Leica】個性のあるQ、揃ってます!
気が付けば5月…皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は様々なライカQのご紹介。発売から多くのユーザーから好評を得たライカQ(typ116)。
現在はQ2となり高画素化や防塵防滴等が追加され、こちらもご好評頂いております。
しかし、先代であるこのQ(Typ116)も未だに古びる事の無い性能。そしてライカのカメラでは恐らく最も使いやすい事から、
現在でも根強い人気を保っています。フルサイズセンサーを搭載というのは勿論、
AFの使用が可能な事やマクロ撮影もこなし、尚且つライカが設計したコンパクトデジタルカメラ。
実はこのモデル、多くの限定モデルが存在しています。どれも個性があり面白いものばかり。
まずはこちら、GINZA SIXモデル。
ライカストアGINZA SIXのオープンを記念して作られた限定モデル。実はこのストアが日本国内にあるライカストアの10店舗目。
ライカにとっても特別なモデルと言っても良いでしょう。ベースはチタングレーボディに2つのカラーで発売。
驚くべきは生産台数。なんと各色30台!ここにあるだけでも驚きなのですが…このボディは30台中の2台目。
GINZA SIXモデルはこのように上部のトップカバーにシリアルが施されているのも魅力の1つ。特別感が漂います。
もう一つの特徴といえばこの上部の「Leica」の文字。
Q-P等でも施され、「これが欲しい!」というお声も多く頂きます。レンズのインジケータも従来のQとは異なる色。
このレンズ指標の色を見るとブラックペイントや初代エルマリート28mmを彷彿とさせます。
続いて同じくGINZA SIXモデルのこちらはセメントカラー。
Leica T等のケースでもセメントカラーのものがあります。チタングレーのボディにセメントレザー、精悍な顔つき。
こちらは18台目のボディ。オレンジカラーと同様に「Leica」の文字。
レンズ指標などのカラーリングはオレンジと共通のデザイン。
続いてはsafari。2018年に50台限定で発売されました。
Qのバリエーションの中にKhakiという同様のカラーリングのモデルが存在する為、
「いったいどこが違うの?」と思われている方も多いはず。
大きな違いはココ。上部の「Leica」の文字が異なります。
従来のQの上部のロゴは往年の筆記体のものですが、こちらは少し趣が異なります。
先ほどのGINZA SIXやkhaki等はM3等を彷彿とさせるものですが、こちらのsafariはM4-PやM4-2を彷彿とさせるデザイン。
ストラップもkhakiはオリーブグリーンのストラップですが、こちらのsafariはコニャックレザーというブラウンのようなストラップ。
背面はシルバーボディと同様にツートーンのメリハリ付いたカラーリング。
前面とはまた違った趣の表情が、二面性を演出しているようで魅力がグッと増しています。
ちなみにsafariにはGINZA SIXモデルのようなシリアルの表記は存在しません。
同じsafariでも全く違うのがSafari Limited edition。韓国にて50台限定生産されたこのモデル。
従来のsafariはシルバーボディがベースでしたが、こちらはブラックボディベース。同じsafariという名のモデルでも
受ける印象が大きく異なりストイックなイメージです。
トップカバーは先ほどご紹介したsafariとは違い、筆記体のロゴになっています。
レンズ指標の色も従来のQ(typ116)のブラックボディと同様のもの。こちらはシリアル表記がホットシュー部分にあります。6台目ですね。
カラーリングの僅かな違いを楽しむのもライカならでは、好みに合わせて考えてみるのも良いでしょう。
最後はCarbon Limited Edition。2016年に30台限定で新宿伊勢丹、銀座三越、福岡岩田屋のライカストアでのみ販売されたモデル。
実はQ以外にもCLで同様のモデルが販売されていました。
このモデルを象徴するのはやはり、この素材です。
hide k 1896というブランドによるリアルソフトカーボンをボディにあしらっています。
カーボンと言えば軽量で強靭な硬い素材ですが、hide k 1896で開発されたこの素材は革のような加工の柔軟さとカーボンの強靭さを備えた
特別な素材です。財布やバッグ等も販売しており、筆者も使用している人を街で何度か見かけています。
実はこの素材LEXUSのLFAというスポーツカーにも用いられており、自動車好きな方には馴染みがあるかもしれません。
このボディにはシリアル表記・ロゴ表記もありません。
しかし前面に貼られたソフトカーボンを見るだけで、特別だとすぐに分かります。
ベースはブラックボディ。シンプルで強靭。チタンモデルもそうですが、ライカの限定モデルは質実剛健なデザインが多い印象です。
ラグジュアリーデザインのモデルとシンプルな工業的デザインのモデルの2つ主軸としてライカの限定モデルが構成されているのが分かります。
実はこの5機種以外にもまだまだQには限定モデルが存在しています。
近年のライカとしてはこれほどまでに限定モデルが多数あるボディはM6以来かもしれません。
それだけこのQというカメラが多くの人から愛されているという証拠。
もし「Qが欲しいけど…どうしよう?」、「ライカのカメラが欲しいけど一番使いやすいモデルが欲しい!」という方は
是非この個性的なカラーのQ達をご検討下さい。どれもなかなか貴重なモデルで、持つだけで気分が上がります!