【Leica】国産バルナックライカ型 「ニッカ3S」と「ニッコール50mmF2(L39)」
国産Lマウントカメラとレンズを紹介します。
このカメラは、ニッカカメラから1954年に発売された「ニッカ3S」という機種です。
ご覧のように、バルナックライカにそっくりなカメラです。
シャッター速度は、T・B・1~1/500秒で、シンクロ接点付きですのでスペック的には、ライカIIfに近いカメラですね。
また、ニッカは標準レンズを日本光学(今のニコン)から供給を受けていました。
(このことは、ニッカカメラが高水準の優秀なカメラメーカーである「証」ともいえます)
今回組み合わせてみたのは、その日本光学の「ニッコール-H・C 5cm F2」(1950年発売)です。
絞り環が黒く塗装され、「黒たすき」と呼ばれている後期型です。
Lマウントのニッコール50mmは、近接撮影が出来るという特徴があります。
↓ ピントが無限の状態です。(このレンズはフィート表記ですが、わかりやすくメートルで説明します)
↓ ピントリングを回していくと、1mで一旦止ります。 カメラの距離計が連動するのは、ここまでです。
↓ 更にピントリングをまわしていくと、45cmまで動きます。
距離計に連動しないので、メジャーなどで被写体までの距離を測定して、距離目盛を指標に合わせて撮影します。
現在では,ミラーレス一眼カメラにマウントアダプターを併用してこのレンズを取り付ければ、
45cmから無限まで、ライブビューで正確にピントを合わせることが可能です。
戦後から1950年代には、たくさんのカメラメーカーがあり、各社競って個性的なカメラを造っていました。
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