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【Leica】家族の肖像

【Leica】家族の肖像

2025年がもう2週間ほど経過しようとしています。
そろそろ書き慣れてきました。

私事ではございますが今回が「Leica M10-P」を手にしてから二回目の年越し。よほどしっくりとハマったのかカメラボディに対する物欲はもうほとんど湧かなくなりました。じゃあその代わりと言わんばかりにレンズ欲は数倍に、ここからが真の終わりなき道です。専ら検討しているレンズはズミルックス50 3rdとエルマリート28 2ndの二本。そうは言っても手は二本、時間は有限、ストラップで首が痛いのもご勘弁願いたいところ。器用な人間ではありませんのでその実もうレンズを増やすことは叶わないのかもしれません。新年早々欲しいレンズの話ができるとはなんとも縁起がいいことで。お財布が今年も怯えています。

今回も自慢の一軍「ズミクロン50mmF2固定鏡胴」と「エルマー35mmF3.5」で撮った写真をご紹介します。
購入を悩んでおられる方がおりましたら今年こそぜひどうぞ。中古相場もすこしずつ上がってきました。

東京から遠く離れて約370KMの帰省。

自分にとって初めての写真撮影は、ゲーム機に付いているちいさなカメラを風景に向けたこと。
その時と同じ町を、家族と共にライカで撮りなおす小旅行です。

 

投稿日の翌々日は左義長が行われる1月15日。古い記憶の中に一度だけ、通っていた小学校の校庭で行われた左義長の思い出があります。

勢いも落ち着き始めた頃にようやく母と訪れた校庭はいつもより人が少なく、振舞われるお汁粉の匂いもそこそこに遠くからでも体全体に感じる「火」の熱がとにかく印象的でした。しめ縄やお正月飾り、授業で書いたお習字。それらが真っ黒く重さを失って浮かぶ様は本当にどこか別の世界へと繋がっているかのよう。まだカメラを持っていない当時の自分が目に焼き付けた数少ない小寒の行事を私たちの地域では“とんど”とも呼んでいました。あのころ「さぎちょう」「とんど」と書かれてもなんのことやら分からない年始のイベント、結局今でも正しい成り立ちは知らぬまま。

見慣れた風景の中には見慣れた人が居るような気がしてしまいます。
その人が確かに居る、居た、その記憶を留めるための肖像写真。

年明けの朗らかさとは裏腹に冷たい冬はまだ続きます。
あたたかくしてお過ごしください。

[ Category:Leica | 掲載日時:25年01月13日 17時30分 ]

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