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【Leica】控え目な実力派中望遠 ELMARIT-M 90mm F2.8

Leica ELMARIT-M 90mm F2.8

長い間、ライカの90mmという焦点距離をSummicronとともに担ってきたElmarit 90mm F2.8。
Summaritの登場とともにその役目を終えましたが、やはり「エルマリート」という優しい響きは、それ自体に魅力があります。
個人的にも「ズミクロン」よりも「エルマリート」という名前が好きで、このレンズを選んだ節があります。
今回は、SONY α7RIIとLeica ELMARIT-M 90mm F2.8 E46 フード組込の組み合わせで撮影しました。

ELMARIT-M 90mm F2.8

ライカMシステムとの違いは、やはりカメラ内手振れ補正が使えること。
薄暗い部屋で鏡越しに、最短撮影距離からさらにVoigtlanderのクローズフォーカスアダプターで距離を詰めても、
高感度耐性と手振れ補正で、だいたいの撮影は手持ちでなんとかなる安心感があります。

ELMARIT-M 90mm F2.8

画面中心部から中間部の解像力の高さはα7RIIの4000万画素にも十分対応しますが、ごく周辺部ではやや落ちてきます。
ただ、このレンズの魅力は解像度ではありません。
解像力、コントラスト、ボケ味といったものが高い次元でバランスされた落ち着いた画作りにあると個人的には感じております。

ELMARIT-M 90mm F2.8

荒れやすい背景ですが、うまくいなしてくれています。
また、ボケに関しては非球面レンズ不使用であったり、ダブルガウス型のレンズのように撮影距離で
荒れたりといったことがありません。
なめらかすぎずることもなく、素直な佳いボケを描いてくれます。
素直なボケは、無理なく自然にピント面を浮かび上がらせる力があります。

ELMARIT-M 90mm F2.8

4群4枚という非常に少ないレンズで構成されているとは思えない描写力で、α7RIIの優れたセンサーと組み合わせることにより、
暗部の諧調を残すのも切る詰めるのも撮り手に委ねることができるレンズです。

ELMARIT-M 90mm F2.8

今回は、人物以外、神奈川県の西湘地区で撮影をしてきました。
平塚市から小田原市の間は低い山が連続しており、大磯、二宮、国府津と、
海と山と町が入り組んでいる魅力的な地域です。
天気がよければ、三浦半島、伊豆半島、箱根、富士山と見渡せる山や丘がたくさんあり、魚も野菜も美味しく、
東京からでも1時間程度と比較的近い場所にありますので、ぜひカメラをもって散策してみてください。
スペックは控え目ですが、約400gと小型軽量でフードも組み込まれている為、長距離を歩いても負担が少なくすみます。
あまり人目を引くレンズではありませんが、非常に使い勝手の良い中望遠レンズですので、ぜひバックに忍ばせてみてください。

今回使用した機材
Leica ELMARIT-M 90mm F2.8
Sony α7RII
Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター

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[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander Leica | 掲載日時:19年03月18日 21時56分 ]

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