ゴールデンウィークの真っ只中、季節は春から初夏へ。
そんな時期ですが、今回は少し季節を遡った写真を掲載させていただきます。
今年は3月中旬から急に季節が進んだため、梅の見頃と桜の見頃の間がとても短く感じられました。
東北の方へ行けば、ほぼ同時に見頃を迎える場所もあると聞きますから珍しいことではないのかもしれませんが、桜写真の掲載が続いた後に梅の写真を見ると少し違和感も。どうかご容赦ください。
さて訪れたのは梅の名所でもある水戸です。
昨年のNHK大河ドラマでも重要な役回りであった水戸徳川家。その藩校でもあった「弘道館」をまずは訪れました。
建物に入り最初に目に飛び込んできたのが「尊攘」と書かれた大きな掛け軸です。
障子越しの薄灯が差し込む静かな部屋。ドラマのシーンにもあった尊皇攘夷の強い思いが今でも残っているかのようです。そんな空間の様子を6000万画素機はしっかり切り取ります。シャッター音が静かなレンジファインダー機は、息を殺してシャッターを切る感覚に近く、厳かな空間を邪魔することなく撮影することができます。
学校御殿とも呼ばれる正庁は最も重要な建物だったとのこと。確かに威厳すら感じさせる立派な建物です。
広い庭の木々が楽しめる正庁の廊下には柔らかな日差しが差し込んでおり、障子戸が生み出すグラデーションがとても綺麗です。
思わずシャッターを切ると、その様子をカメラは階調豊かに捉えてれました。
庭には紅白の梅以外にも黄色いサンシュユの花が咲いており、赤白黄と色とりどりの花を楽しむことができました。
格子窓越しに見る中庭の梅。目の前に遮るものがあると少し寂しげな雰囲気に仕上がります。
水戸と言えば、日本3大庭園でもある偕楽園も有名です。
市内観光に最適な循環バスに乗り、偕楽園にも足を伸ばしてみました。
白梅や紅梅、枝が上向きのものから枝垂れ咲きのものまでとにかく種類が豊富で、ここ偕楽園では100品種3000本の梅が楽しめるそうです。
さて、ここでアクシデントが発生してしまいました。
夢中になってシャッターを切っていたらいつの間にかバッテリー切れ。小さな花のピント合わせにライブビュー機能を多用しすぎたのが影響してしまったようです。
予備バッテリーの持参は無し。見たい観光名所も残したままです。ただ幸い携帯電話用のモバイルバッテリーがあったので、新たに搭載されたUSBポートに差し込んでみました。
充電されているのか、されていないのか。カメラは無反応。それでもケーブルを挿したまま電源を入れると見事カメラは撮影可能状態に。
予備バッテリーも高価なライカだけに、応急処置としてモバイルバッテリーが使えるのは嬉しいポイントです。
とは言え、残された時間は僅か。
急ぎ9代目藩主の斉昭公が設計したと言われている「好文亭」という建物へ。
建物の中には季節折々の花が描かれた襖絵が何枚も飾られています。
中には梅の花もあり、室内も室外も見事な梅で埋め尽くされていました。
好文亭の3階からは広い園内と近くの千波湖が一望できます。
部屋の襖絵も綺麗でしたが見下ろす風景はそれ以上。とても贅沢な気分になれた春の1日でした。
ちょうどここで2度目のバッテリー切れ。梅干しと納豆を買って家路に急ぎました。
【訂正】
USB充電/給電中は底面、バッテリー脱着レバー脇のライトが点滅します。