【Leica】望遠レンズ エルマーM90mmF4 沈胴
なんだろう このレンズ? 実は、レンズの先端を引き出すと・・・
90mmの望遠レンズ・Mエルマー90mmF4沈胴レンズでした。
1954年に発売された、3群4枚構成のレンズです。
沈胴レンズというのは、撮影時は鏡胴を引き出して使い、携行時は縮めて(沈胴させて)コンパクトにできるという大変便利な構造のものです。
現代のコンデジの多くの機種でも採用されていますね。
カメラのマウント面からの長さは、沈胴時約4.5cm、撮影時約8cmとなり、その差は3.5cmもあります。
レンズを沈胴させる時は、ピントリングを無限に合わせる必要があります。
↓ このレンズには、無限ロックがあり、無限の位置までピントリングを回すと、カチッ!と音がしてロックされます。
撮影時は、引き出したレンズが所定の位置にないと無限ロックがはずれない仕組みになっています。
エルマー90mmF4沈胴を使用するにあたり、いくつか注意することがあります。
下の写真のように沈胴時には、マウント面より約2cmカメラ側に突き出します。
そのため、露出計の受光部がシャッター幕の前に出てくる「ライカM5」と「ライカCL」などでは、沈胴させるとカメラ内部を破損させる恐れがあります。
また、デジタルM型ライカ(M8、M8.2、M9、M9-P、M-E、M MONOCHROM、M typ240など)の取扱い説明書では、使用できないレンズとされています。
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