新年あけましておめでとうございます。
2025年の目標は「去年よりも深く考えながら多くの写真を撮る」の筆者です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回はLeica M(Typ240)にNOKTON Vintage Line 50mm F1.5 Aspherical II一本勝負で撮影に行って参りました。
どうぞ、ごらんください。
赴いたのは東京都北区のいわゆる武蔵野台地と呼ばれる辺りです。
この辺りは都心部にほど近い地理ながらも、高低差のある地形や細い路地などが楽しめます。
特に筆者はこういった細路地が好きで、路地に潜り込んではスナップをしています。
細い路地にも自転車や植木鉢などが並び、生活感が垣間見え、張り巡らされた電線が日本らしさを感じさせます。
こういった路地のどこに魅力を感じるのかと聞かれれば、どこに繋がっているのか分からないワクワク感がその正体かもしれません。
夏は彩りに満ちる情景も、冬は色数が減り寂しくなっていきますが、冬は強すぎずややアンバー寄りの光が街にコントラストを生み出します。
室外機のサビがいい味出してます。
路地をうろついていると茶白の猫ちゃんがいました。結構地域猫が多いところなんでしょうか。その後も違う毛色の猫をちょこちょこ見かけることがありました。
画になる軒先です。いただきます。
NOKTON Vintage Line 50mm F1.5 Aspherical IIはやや意地悪な角度で強い光が入ってくるとさすがにフレアが出てコントラストが低下しますが、敢えて取り入れていく事で印象的なカットにすることが出来るかもしれません。
今回のフォトウォークで一番好みだったカット。どうしても冬は彩りが寂しくなりがちですが、住宅街にある様々なオブジェクトから彩りを得ることできます。道路標識とポールが良いアクセントになってくれました。
こちらもフェンスの青と、カーブミラーのオレンジを構図に入れましたが、運良く行き交う自転車が。ワンポイントになってもらいました。
久々にM(Typ240)を持ち出しましたが、RAW現像込みで考えても現行機より好みのRAWが出てくる気がします。
この辺りの言語化はなかなか難しく、雰囲気が好きというざっくりとした表現になってしまうのですが、現行機と比べてもハイライトが飛びやすいので、ややアンダーに振る事が多いかもしれません。ミッドトーンからシャドウに沈んでいく辺りの階調に粘りを感じます。
日が暮れてきたところで冷え込む前に撤収します。
冬の日中の心地よい光が見られるうちにまた撮影に赴きたいと思います。