【Leica】秋の色を求めて成田詣
成田山へお参りに行ってきました。
夏休みシーズンが終わり紅葉までは少し早いこの時期は人出も少なくゆっくり参拝できるので毎年の恒例行事と化しています。
静かな場所でゆっくり写真を撮る。
複数のカメラを所有していますが、この時期の成田詣には必ずと言ってよいほどマニュアルカメラを持参しています。
鮮やかな色で目をひく大本堂前の三重塔。これまで何台のカメラで撮ったことでしょう。
そして今年は、今まで使用してきた機種の中でも最も高画素スペックを持つ「Leica M11」です。
これまでも画像の細部を拡大しては驚いていましたが、今回もそれを上回る驚きが。改めて6030万画素の凄さを実感するのでした。
お参りの後は、大本堂裏の成田山公園を散策します。
少しずつですが木々の葉も色づきはじめており、秋の深まりを感じます。
涼しい風に乗って金木犀の香りが流れてきました。
香りに誘われるままに進むと小さな花を発見。こんな小さな花から、周囲一帯を包み込む強い香りを出すのだから不思議です。
涼しさが増すにつれ、元気が無くなってきている様子の草花が多い中、水辺にある瑞々しい葉だけが一際目立っていました。
75mmでこの部分を切り取るとより浮き立った姿を見せてくれました。1点を見つめた時の再現性は素晴らしいものがあります。
秋の七草でもある萩も小さな花を咲かせていました。
少しでも大きく捉えるため接写リングを用いてギリギリまで寄ってみると、ピンクのグラデーションがしっかり見てとれました。
レンズとボディの間に装着しなくてはならない接写リング。付けたり外したりするのは正直面倒な為、使用範囲は限られてしまいますが、最短撮影距離の限界を超えた大きなボケ味を知ってしまうと病み付きになります。
公園内には古いお堂が残されており、そこだけ切り取るとタイムスリップしたかのような感覚にもなれました。
木々に囲まれた階段に秋色のやさしい木漏れ日が。
先日までの暑さが嘘のようです。
お寺の外では彼岸花も見頃を迎えていました。
少し人通りのある場所だったので、ここでは接写リングを使わずデジタルズーム機能を使って被写体に寄ってみました。
1.3倍(97.5mm相当)のクロップですが、質感描写の劣化は全く感じられません。望遠を楽しみたいなら進んで使いたい機能です。
お参りの後は、参道の甘味処での小休止が欠かせません。
これも毎年の恒例行事。と言うかこれが楽しみで足を運んでいるのが本当のところなのです。