秋といえば何が思い浮かぶでしょうか?
読書?運動?はたまた食欲?
色々と思考を巡らせるのですが、毎年私の頭の片隅に必ずいるのが「お祭り」です。
お祭りというと夏のイメージが強いですが、地域によっては秋に行われているお祭りもあり
今回撮影に行ってきた「川越まつり」も秋に行われるお祭りです。
機材はLeica M10にAPO-Summicron 75mm F2 ASPH.
CarlZeissのDistagon T* 35mm F1.4 ZMという組み合わせで臨みました。
それではどうぞ。
Leica M10 + Distagon T* 35mm F1.4 ZM
というわけでまずは一枚。
Summilux 35mm F1.4 ASPH(FLE)も素晴らしいと思うのですが、
私は35mmと言われればコシナツァイスのDistagon T* 35mm F1.4 ZMを挙げます。
非常にキレのある描写で、中距離での立体感がたまりません。
この写りをシャドウの豊かなLeicaのトーンで使えるという点がある意味ズルい組み合わせだなと思います。
Leica M10+アポズミクロン M75mm F2.0 ASPH. (6bit)
アポズミクロンの方は50mmかそれ以外かで描写の傾向が異なるように感じます。
75mm/90mmに関してもトーンの出方やボケのなだらかさは50mmに近しいものを持っているのですが
解像に関してはカリカリというわけではなく、細かい線を描きつつもどこか柔らかい印象です。
Leica M10 + Distagon T* 35mm F1.4 ZM
せっかくなのでお祭りのご紹介も。2日間に渡って行われ、街中にはなんと20台近い山車が練り歩きます!
昼間から出店も多く出て街がより一層賑やかになりますが、なんといっても夜に行われる「ひっかわせ」が最大のイベントでしょう。
さて「ひっかわせ」とはなんなのか?という話をするにあたって重要なのが練り歩いている山車なのですが
この山車を各町内ごとに持ち、その山車の最上段には1体ずつ人形(御神像)が備わっていて、山車を移動式の神座と見立てています。
Leica M10+アポズミクロン M75mm F2.0 ASPH. (6bit)
練り歩く山車と山車が対面した時に御神像が向き合う形となり、互いに囃し立てる事で山車と囃子の勝負の場としているそうです。
町同士で対抗意識を燃やしていて、お囃子という形式で上の写真でも行燈を掲げてやいのやいのしています。
Leica M10+Distagon T* 35mm F1.4 ZM
「くわっ!」と擬音が聞こえてきそうな瞬間を収められました。
良い表情ごちそうさまです。
Leica M10+Distagon T* 35mm F1.4 ZM
せっかくなのでお祭りが行われているメイン通りからは少し外れて菓子屋横丁という路地へ。
20件ほどの菓子屋が立ち並び、昼間は賑わいを魅せる通りも夜は静まり返っています。
Leica M10+Distagon T* 35mm F1.4 ZM
店の引き戸越しに一枚。
少しガラスが曇っていたのでしょうか、いい塩梅のフレアも相まってどこかノスタルジーな雰囲気になりました。
Leica M10+Distagon T* 35mm F1.4 ZM
Leica M10+Distagon T* 35mm F1.4 ZM
そしてまた祭りの夜へ繰り出します。
まだまだ宴は終わりませんが、今回はこの辺りで。
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