【Leica】稲穂が実る頃に
皆様こんにちは。
ここのところ天気予報とにらめっこしては、なかなか晴れ予報の日が来ずやきもきする日々。
そんな最中、やっと晴れ間を拝むことが出来たので気分転換も兼ねて写真を撮りにいってきました。
機材はM10モノクロームとアポズミクロン 50mmF2 ASPH.です。
筆者が住んでいる地域は少し市街まで自転車を走らせると、そこそこの田園風景が広がっています。
すっかり稲に穂がつく季節になったのにまだまだ晴れていると暑いなあと感じるためか、夏の気分が抜けません。
ビニールハウスに差し込む斜陽が良かったのでパシャリ。
少し影が落ちていますが、こう見てみると夏真っ盛りの強いコントラストを感じない辺りに季節の移ろいを感じます。
記事用に縮小をかけてしまっていますが、いやしかし実によく写る組み合わせです。最近柔らかい描写のレンズばかり使っていたので、目が冴えるような気持ちの良い解像感。ふわふわとした入道雲、水面の揺らぎ、橋や建築のソリッドな質感。モノクロだからこそかもしれませんが感触が伝わってくる様です。
水面の煌めきが美しかったのでハイライトに気を付けながら露出を決めて一枚。
M10モノクロームからそれまでのM10シリーズとはセンサーが異なり、高画素化と共にダイナミックレンジが向上したと聞いています。実際よく見てみると波打ち際から画面奥の対岸に向けて、シャドウから階調が繋がっています。ハイコントラストなシーンではありますがここまで階調を残せるとは…と感動してしまいました。
夕焼けが水面を照らしたら綺麗だろうなあ…日が暮れるまで粘ろうかと思案しますが、想像以上の暑さに負けそそくさと帰路へつきます。
例年よりインドアに過ごす事が多かった今年の夏でしたが、体力を取り戻さねばなと思い知らされつつ気持ちの良い気分転換となりました。