【Leica】非日常を楽しむ
「夏休み」というと子供の頃は特別の時間が流れていて、
その時に感じた想いや感動が大人になってもずっと忘れられない。
今回、Leica (ライカ) Q(Typ116)を持ってそんな夏休みの高原に出掛けてみた。
もう40年以上も昔のこと、大学で写真を勉強していた頃に小型でいつでも持ち歩ける、それでいて高い描写力の高性能コンパクトカメラが欲しくて学内のカメラ店に立ち寄った。
そこで出会った LEITZ-MINOLTA CL M-ROKKOR QF 40mm F2 付。
一瞬で一目惚れして、貧乏学生が一大決心をして分割で購入した記憶を思い出した。
今回の Leica (ライカ) Q(Typ116) は、その時の想いが蘇る1台かもしれない。
レンズ交換が出来ないという意味では確かにコンパクトカメラには違いない。
しかしライカ伝統の仕上がりを継承したM型と同様のボディは決してコンパクトではない。
その辺りからも非日常と言える。
でも、それには納得できる訳がある。
イメージセンサーは 2400万画素の35mmフルサイズCMOS。
そして何より搭載されているレンズは明るく高性能な単焦点
ズミルックス f1.7/28mm ASPH. 。
これだけで十分な高画質な描写が期待できる。
加えて現代のデジタルカメラに必要不可欠な フルハイビジョン動画撮影はもちろん、Wi-Fi 機能搭載でタブレットやパソコンにワイヤレスで転送できる。
疑う余地のない LEICA の高級コンパクトカメラという点では、
前述した LEITZ-MINOLTA CL ( LEICA CL ) に通じている。
高原の林の中に群生している黄色い花を見つけた。
キク科のオオハンゴンソウ(大反魂草)と言うらしい。
遠目では春の菜の花のように見えるが、小さな花の一つひとつの質感がしっかりと表現されている。
時間に追われる日常生活から暫し離れて高原の風を感じ、陽が落ちればログハウスのレストランで仲間とジャズを楽しむ。
マッタリとした時間の流れをその空気感まで表現する Leica Q 。
至福の非日常を鮮明に楽しませてくれるカメラと言える。
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