“MADE IN JAPAN”が刻印されている初のライカSLレンズ『バリオ・エルマリート SL24-70mm F2.8 ASPH.』。
以前Kasyapa for Leica用に撮影したストック写真をモノクロ現像してみましたので、少しKasyapa撮影時の雑談を交えてご紹介いたします。
実はこれが撮影日当日のファーストカット。私の場合だと毎回400〜500カットほど1日に撮影をして、そこから使える写真を20〜30枚ほど選定。さらに流れを組んで10枚前後で記事を組んでいます。
『SL2-S』のモノクロ表現は秀逸。階調や解像感は申し分なく、カメラ・レンズ共に非の打ち所がない印象です。
今までのモノクロ撮影で思い出深かったのは『M10 MONOCHROM』。あれは撮った後に手応えを感じた写真でした。やっぱり専用センサーは凄いなと。
それにしても、この『バリオ・エルマリート SL24-70mm F2.8 ASPH.』は本当にオススメです。実は発売以降、ライカ機での取材撮影や人物撮影時に必ずこのレンズを使用しています。
個人的な好みで言えば、CCDセンサーを使用した初代の『M MONOCHROM』の階調が好きでした。曖昧なグレーのニュアンスが微妙に違うのです。しっとり感というか。故にプライベートでは兄弟機種とも言える『M9』を愛用しています。
とりとめのない話になりましたが、モノクロ写真を撮るならライカは良いなと改めて思いました。レンズの描写をストレートに写真にしてくれるカメラだと思うのです。夏らしい鮮やかな色彩も好きですが、たまにモノクロで写真を楽しんでみてはいかがでしょうか。