【Leica】 ライカIIIf と コンタクトナンバー
[軍艦部] カメラの上部をそう呼ぶ事があります。
軍艦の甲板に艦橋や砲塔、煙突などの構造物がところ狭しと並んでいる様子を想像させますよね。
上の写真は「ライカIIIf」の軍艦部をアップで写したものです。
どうです? まさに軍艦のようでしょう。この武骨で複雑であり、また優雅にも見えるところがこのカメラの魅力のひとつなんです。
「ライカIIIf」は、1950年に発売されたバルナックライカの完成形ともいわれています。
「ライカIIIc」にフラッシュ機構を組み込んだもので、「f」はフラッシュの「f」からきています。
↑「ライカIIIfレッドシンクロ」と「赤エルマーL50mmF3.5」の組み合わせ。
1957年までに18万台も造られたカメラで、多くのバリエーションがありますが、
前期型の「ブラックシンクロ」、後期型の「レッドシンクロ」に分けることができます。
良く見ると、両者でシャッタースピードが違っています。
シャッターダイヤルの基部に0~20の数字(コンタクトナンバー)が刻んでありますが、
この色が黒いものが「ブラックシンクロ」、赤いものが「レッドシンクロ」です。
この数字は、フラッシュバルブ(閃光電球)の銘柄によって異なる発光時間に、カメラの同調を合わせるためのです。
現在フラッシュバルブは製造されていませんので、ストロボ使用時のコンタクトナンバーとシャッター速度を記しておきます。
(大切な撮影の前にテスト撮影を行なってください。製造から50年以上たつカメラですから。)
※諸説あります。一例として参考にしてください。
エルマーL50mmF3.5にも「赤エルマー」と呼ばれるものがあります。
この型のレンズの最終バージョンで被写界深度目盛が付いています。視認性を良くするためにその数字が赤になっているのが由来です。
この手のひらにすっぽり収まる、ビンテージライカで春の風景を切り取りに行ってみませんか?
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