【Leica】 金曜フードショー☆第14回 OLLUX /12522 M35mmF1.4用フード
みなさん、こんにちは「金曜フードショー」へようこそ!
レンズフードは、フレアやゴーストなどの原因となる有害光のレンズへの入射を防ぐためのものですが
レンズフード自体がコレクションの対象にもなっています。
このコーナーでは、実用的なものや変わった形のものなど多種多様なレンズフードを取り上げていきます。
今回紹介するのは、ズミルックス35mmF1.4用フード「OLLUX / 12522」です。
ズミルックス35mmF1.4 は、上の写真のライカM3 用の「眼鏡付き」とライカM2用の通常タイプが1961年に発売されましたが、
そのどちらにも使用できます。
※シリアルナンバーが、2166701 から後の35mmF1.4(俗に言う2nd)は「12504」フード。
フードの形は、上下を水平にカットした、変形ラッパ型です。
材質は、アルミでブラッククローム仕上げです。刻印は「OLLUX」のものと「12522H」のもの、左右に矢印が入ったものなどがあります。
フード内側は、反射防止加工された艶消しです。
正面から見るとこんな形をしています。上下左右対称です。
取付け部の上下の切欠きをレンズ先端の赤い点に合わせて押し込むと
フードの左右の金具が、バネの力で、レンズ先端左右にある溝に「カチッ!」と音がして固定されます。
また、切り欠きの部分をよく見ると、赤いパーツが入っています。
これは、人工 ルビーです。フードの取り付けロックのためと思われます。
しかし、すり減っている物や取れて無くなっている物もあります。
円形と角型の中間的な形はあまりありません。
生産数も少なく、手に入れ難いため、高価ですが、是非コレクションに加えたい魅力的なフードですね!
Leica M3 + Summilux M35mm F1.4 + OLLUX
いや~フードってほんとにいいもんですね!