【Leica】 EX・オブ・ザ・イヤー Round1
カメラと言ったら『Leica』と言える代名詞ブランドです。
デジタルカメラにも積極的に移行し続け、ブランドのポリシーを保ちつつ進化し続けています。
また今年はレンズ一体型デジタルでも『X Vario』や『Leica C』と魅力的な製品が登場し、私たちを楽しませてくれました。
CCDセンサーとの決別。
CMOSセンサーを搭載し、新境地へと踏み込んだ『Leica M Typ240』
フィルムカメラを使っているかのような錯覚すら覚えた歴代モデルからすれば、
少し触れただけでハッキリと手に伝わってくる躍進。
M8、M9・・・今まで歩んできた道とは明らかに異なるカメラ。
LEDを光源として現れるブライトフレーム。それに伴う採光窓の廃止。
スタイリングからしても、フィルム時代からのライカユーザーにとって、色々と考えさせられる事が多いモデルではある。
しかし、ユーザーの「出来たら良いな」を具現化した功績は大きい。
CMOSセンサーを採用した事による、ライブビュー機能の搭載。
マウントアダプターを用いた“レンズ遊び”を可能にし、距離計に連動しないレンズはもちろん、
他社各種一眼レフのレンズで撮影を楽しむことが出来る。
高感度での撮影にも滅法強くなった。
更には動画まで撮れる。
それでも、昔ながらのレンジファインダーは廃さない。
最も大切な伝統は譲らず、使い手に“楽しみ方”の選択肢を増やしてくれた。
様々なユーザーの声、そして時代の流れ。
ここまで設計思想を変えるには相当な努力が要った事と思う。
何でもこなす、レンジファインダーカメラ。
かつて、こんなカメラがあっただろうか。