【Leica】How to Digital Leica マクロアダプターM Typ240編 その④
「ライカで接写がしたい!」
という事でマクロアダプターM Typ240を使い接写を行ってみる企画です。
前回の【Leica】How to Digital Leica マクロアダプターM Typ240編その③では現行で販売されている90mmレンズでのテストを行いました。
今回は35mmのレンズ3本をご紹介!
前回同様の前置きとなりますが、本来の設計からは逸脱した近接撮影となるため通常であれば1~2段絞っての利用をライカも推奨しています。しかし今回も開放の描写でお届けいたします。
それではどうぞ。
50mmから始まりついに4本目となりましたズマリット M35mm F2.4です。こちらも比較的安価に購入する事が出来るコンパクトなレンズですが、やはり開放値を無理していないためかあまり大きく乱れることがありません。
お次はズミクロン M35mm F2 ASPH.です。35㎜ズミクロンの中でも特に切れ味のよかった先代からレンズ構成を継承し、絞り羽根の枚数を増やすことでボケ味がより滑らかになった本レンズ。元々持つポテンシャルのおかげか接写をしても像があまり乱れることがありません。
最後はズミルックス M35mm F1.4 ASPH.こちらも近接撮影時でも高い描写性能を維持するべく、フローティング機構(通称FLE)が搭載されています。
しかし更に近寄っての撮影だったため、さすがに効力が薄かったのかF1.4というF値も相まって描写に乱れが見られます。
いかがでしたでしょうか。次回は更に広角なレンズで実験してみたいと思います。
しかし35mmですらレンズと被写体との距離が相当に近くなっていたため、更に広角になった時にレンズの先端がぶつかる恐れがあります。
より慎重に検証を行っていきたいと思いますので、お楽しみに!