【Leica】Leicaのある日常 #2
#1で24mmを体感した筆者がさらなる広さを求めて今回選んだのは「Leica Super Elmar M18mm F3.8 ASPH.」
筆者にとって18mmは全く未知の世界
出かける前に感じた被写体に困るかもという心配はすぐに消え、気づけば3時間夢中になって自分なりの光を追いかけていました。
小さな冒険の模様をお送りしていきます、併せて24mm編もご覧いただけると幸いです。
【Leica】Leicaのある日常 #1
なお今回の撮影はM10-Pとの組み合わせ、写真はすべてJPEG撮って出しでお送りします。
並んでいたクレーンを1枚
18mmという超広角でありながら近景から遠景まで見事に描き切っています。
生憎の曇りということもありこの日はモノクロでの撮影がメインでしたが、雲の微妙な色・明暗差をしっかりと再現するM10‐Pとの組み合わせは非常に心強く、雲を被写体として強く意識した撮影にもなりました。
高速道路にかかる橋から1枚
遠景まで綺麗に解像できるので、より奥行と立体感が感じられる1枚になりました。
開放から広い範囲でピントが合うためレンズを柵ギリギリまで近づけることで前ボケを作っています。
ライカのボディは18㎜に対応するファインダーを持っていないため、ライブビュー機能を使って撮影することが多かったですが、レンジファインダーを覗いての撮影も写る範囲を想像しながら楽しむことができました。
メタセコイヤ並木と流動的な雲の動きとが相まって広大な畑と空を表現することができました。
構図の中に直線を上手く配置すると写真に広がりを持たせることが可能です。
どこを切り撮るかというよりも自分が美しいと感じる景色がどういったものなのかを考えさせられる、18mmは自分と向き合うために良い画角なのかもしれません。
モノクロばかりでしたのでカラーもご覧ください。
青・赤・緑、どの色も誇張することのない自然な発色、気づけば日も出てきて雲間から青空がうかがえます。
開放からほとんど周辺減光が見られず、ピントの合う範囲も広いので絞り優先で気軽に撮影することができました。
広角というとローアングルで撮りがちですか、座り込んで感じる芝生の柔らかさと秋らしい心地の良い風がもう1枚、もう1枚と気分を高めてくれました。
すぐそこに迫る秋への高揚感と美しい瞬間の数々を胸に帰路につく、なんとも贅沢な時間
「Leicaのある日常」、皆様も体験してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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