【Leica】Lens tasting 2
すっかりハマりつつある動画撮影。
編集のために買った新しいノートパソコンも上機嫌。
今回使ったレンズは、いつも私のライカに付いてるものと、新しく手に入れた望遠と言うべきか、中望遠と言うべきか、その2本。
花の盛りからは一呼吸置いた、今度は道端のライオンが眩しい季節。
季節の変わり目を過ぎてくれたおかげで、崩しがちだった体調も徐々に回復傾向に。
お散歩日和の今日は、暖かすぎるくらいのお日様を担いでお花見へ行きます。
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前回に引き続き、ライカレンズのテイスティングをしてみました。
今回の動画も音が出ます、可能であればイヤホンかヘッドホンをつけてお楽しみください。
最近、自分の中でブームが来ているレンズ Leica Hektor 135mm F4.5をメインに撮影に挑んでみました。
どうしても挟角には慣れておらず不安があったため、念のためとElmar 35mm F3.5も持っていきましたが、ご覧の通り少しだけの活躍に留まりました。それだけ135mmが使い易かったということです、意外でした。
数カットご紹介致します。
鮮やかな鯉がふよふよと漂い泳いでいるカット。
このカット、非常に好きなのですが、水面の波紋の動きや、鯉の「生」を感じさせる動きは動画だからこそ映えたのだと痛感しました。
こうして静止画という形で抜き出してみると、感動は少し減ってしまうように思います。
「写真で動きまで表現できてこそ!」という意気込みは持っているのですが、なかなか静止画一本で表現しきるのは私にはまだ難しいかもしれません。
物語のワンシーンのようなこのカット。
出くわした瞬間に鳥肌が。
強く照り付け始めた春の日差しも、レンズのおかげでどうやら少し柔らかくしてセンサーへ迎えられました。
Hektor 135mm F4.5は、撮影してみた感じでは目を見張る様な特徴を持ったレンズではありませんが、それと同時に嫌な癖も無く、作品に没頭できるいいレンズだと思います。
私自身も学生であった時代はもちろん存在し、その数年で桜の下を生きることなどいくらでもあったはずです。
そんなありきたりだった光景に数年経って遭遇してみると、こうもドラマチックだったとは。
学生時代に戻りたいと初めて感じた、そんなカットです。
さて実は、フィルム作例で掲載したこのブログが同日の撮影でした。
フィルムで撮った写真と、こうして動画を見比べてみるとやはり感じるものは大きく違います。
どのくらいボケるのか、どのくらい周辺がゆがむのか、どのくらいフレアが出るのか。
写真、動画、それぞれで確認できたとしても、それぞれから受ける印象は全く別のもの。
せっかくなので、このようにいくつかの方法で同じレンズを使ってみる機会を今後増やして行こうと思います。
歴史に残るオールドレンズから、現代の華々しいライカレンズまで。
ずーっと同じマウントで使い続けられるからこその楽しみ方です。
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動画の良さ、静止画の良さ。
フィルムの良さ、デジタルの良さ。
このシリーズの作例が、少しでも皆様の参考になれば幸いです。
それでは、また。
次回をお楽しみにお待ちください。