【Leica】M10-Pでパワースポット巡り 後編
前回、千葉県のパワースポット「香取神宮」を参拝した後、地震を抑えるという要石繋がりで「鹿島神宮」まで足を伸ばすことにした筆者。列車に揺られること約20分。鹿島神宮に到着です。
伊勢、香取と同じく神話から生まれた神様をお祀りする神社で、明治神宮や日光東照宮など偉人を祀った神社とは少し違った雰囲気を醸し出しています。
鳥居を抜けるとすぐに朱塗りの楼門が目に飛び込んできます。香取のも立派でしたが、こちらもそれに匹敵するくらい立派な楼門です。
楼門を抜けるとすぐ右手に本殿がありました。こちらは徳川2代将軍、秀忠公の寄進によるものとの事。
時代背景から日光東照宮と似た造りと聞いていたのですが、正面から見る姿は少々控えめな印象をうけます。しかし脇に回ると正面からは見えなかった箇所に装飾が多数施された豪華な造りになっていました。
本殿の奥には更に参道が続いています。
両側に背の高い木々が並ぶ1本道には清らかな風が吹き抜けます。時期が時期でなければ、マスクを外して深呼吸をしたい気分です。
参道の奥に進むと「御手洗池」にたどり着きました。1日40万リットルも湧き出すという湧き水の池で、その名のとおり、参拝者が禊を行う場所との事。
本来なら、本殿参拝前に清めるべきなのでしょうが、駅から案内板通りに辿ってくるとこちらの方が後になってしまうという残念な位置関係です。
機会があれば、先に御手洗池にから訪れるルートで参拝したいと思います。
奥の参道から分岐する道に進むとお目当の要石にたどり着きます。
香取神宮の要石は石の先端が飛び出した凸型をしていましたが、鹿島神宮の要石は飛び出した部分の一部が窪んだ凹型をしていました。
地表に出ている部分は僅かで、これだけを見ていると大鯰を抑えている巨大な石とはとても想像できません。
とは言え、大きな地震は避けたいのでしっかりお参りさせていただきました。
行きの列車同様、帰りの列車も本数が限られているため、お参り後早々に成田線との乗換駅、佐原まで戻ってきました。接続の列車まで30分近く時間が空いていたので、少し町中を散策することにしました。
佐原は古くから利根川水運で栄えた場所で、利根川に繋がる小野川沿いには古い町並みが残っており、北総の小江戸と呼ばれています。
川沿いの道は見晴らしが良く、空がより広く感じられます。
残念ながら日没が早く青空を楽しむことは出来ませんでしたが、傾いた陽が良い感じに古い建物と重なり懐かしい気分にさせてくれました。
数年前に訪れた時は、震災や台風の被害でブルーシートが残る風景でしたが、かなり綺麗に整備されていて驚きました。
ノスタルジーに浸りながら、ライカでゆっくり写真を撮っていたら当初予定していた列車に乗り遅れてしまいました。
好きな風景に出会うと時間を忘れ撮影に没頭してしまう。ライカはつくづく魅力的なカメラだと感じました。