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【Leica】M10-Pで成田参詣

ライカを片手に美味しい魚料理を求めて地元千葉県内を散策している筆者。今回は成田へやってきました。
海の無い成田で魚料理?と思われるかもしれませんが、印旛沼に近いことから古くから川魚料理が有名で、成田山新勝寺の参道には歴史ある鰻屋さんが軒を連ねています。

列車に揺られること1時間弱。いつもなら到着後すぐにお店探しを始めるのですが、今回は比較的近かった事もありまだお腹は空いていません。なので先に新勝寺でお参りをすることにしました。

総門を抜けて境内へ。毎年初詣に訪れている場所ですが、こんなに閑散としている境内を見たのは初めてかもしれません。
いつも多くの屋台が並んでいた参道にもドライフルーツを売るお店が1軒のみ。そこを下校途中の小学生が取り囲んでいました。筆者も小さい頃よく駄菓子屋さんに寄ったものです。寂しい境内で唯一の賑わいを見て少し嬉しくなりました。
 

燈明台

使用機材:Leica M10-P + Summicron M50mm F2.0 レンズフード組込(6bit) 露出:1/500秒、F2.8、ISO 100

仁王門脇には明治時代に建てられた燈明台と呼ばれる石塔が残されています。その名のとおり明かりを灯す台だったそうなのですが、地震によって上部が倒壊してしまったとの事で、明かりを灯していた頃の様子は想像できません。
台座には歌舞伎役者の名が多く記されており、古くから続く成田山と市川宗家の親交の深さを感じることができます。
 

大本堂

使用機材:Leica M10-P + Summicron M50mm F2.0 レンズフード組込(6bit) 露出:1/1500秒、F2、ISO 100

仁王門からさらに階段を登り大本堂前広場へ。階段のヘリギリギリに立っても画面に収まらない大きな本堂です。
今回はいつもの35mmと75mmの2本体制ではなく、その中間に位置する「Summicron M50mm F2.0 レンズフード組込(6bit)」で撮影を行いました。
広角レンズも持参すればよかったと一瞬後悔しましたが、常香炉を浮き立たせる柔らかなボケ味に50mmの良さを再認識しました。
 

木漏れ日

使用機材:Leica M10-P + Summicron M50mm F2.0 レンズフード組込(6bit) 露出:1/4000秒、F2.0、ISO 100

大本堂の裏には東京ドーム3個半分の広さを持つ広大な成田山公園が広がっています。虫の音に誘われ散策することにしました。
木々の葉はまだ深い緑色ですが、少しずつ黄色味がかった木漏れ日からは秋の気配を感じます。そんな早秋の光を入れて撮影するとフレアが生じました。現行レンズとは言え、基本の光学設計が40年以上変わってないと言われている本レンズは、オールドレンズ感も味わうことができます。
 

龍智池

使用機材:Leica M10-P + Summicron M50mm F2.0 レンズフード組込(6bit) 露出:1/250秒、F3.4、ISO 100

最近は35mmをメインに撮影していたので、50mmの画角は新鮮に感じます。
人の視野と似た画角の50mmと言われていますが、ファインダー内に表示される画角範囲を示すラインが普段より内側に表示されただけで被写体との距離感に悩みます。万が一の事も考えず池の淵で前後移動を繰り返しながらシャッターを切ってしまいました。
 

小さな流れ

使用機材:Leica M10-P + Summicron M50mm F2.0 レンズフード組込(6bit) 露出:1/60秒、F4.8、ISO 500

園内には池に流れ込む小さな流れが多数あり、涼しい水の音も楽しむこともできます。
ライカを使い始めて1年半。これまで使ってきた機材と比べ暗部の描写に強い印象を持ち始めていましたが、明暗差の大きなカットを見てその印象はさらに強くなりました。
 

彼岸花

使用機材:Leica M10-P + Summicron M50mm F2.0 レンズフード組込(6bit) 露出:1/750秒、F2.4、ISO 100

彼岸花はギリギリまで寄って撮影しました。
M型ライカの場合、最短まで寄っても70cmが限界なため、マクロ的な撮影はできませんが、それでも大きく綺麗なボケが得られました。
開放F値2.0のズミクロンでこれだけボケるのですから、F1.4のズミルックスになったらどれだけボケるのか? 高額なレンズで手が出せないのは分かっていても気になってしまいます。
 

静かな森

使用機材:Leica M10-P + Summicron M50mm F2.0 レンズフード組込(6bit) 露出:1/60秒、F2.4、ISO 200

もう少し経てば綺麗な紅葉が楽しめそうな森。人の姿はほとんどなく、今はまだ虫の音と水の流れる音しか聞こえません。そんな静けさも綺麗に切り取ってくれます。
 

秋の光

使用機材:Leica M10-P + Summicron M50mm F2.0 レンズフード組込(6bit) 露出:1/3000秒、F2.0、ISO 200

お寺に隣接した公園ですが、先にも記したとおり広大な上、階段や坂も多く1周しただけで良い運動になりました。
最後の階段で、先を歩いていたグループに遭遇。深い森を抜けた時のシルエットが綺麗だったので、思わずシャッターを切りました。一見、モノクロの様にも見えますが秋の日差しの色をしっかり捉えているのが分かります。
 

今年最後のかき氷

使用機材:Leica M10-P + Summicron M35mm F2 ASPH. (フードはめ込み式) 露出:1/45秒、F2.0、ISO 250

お参りと散策の後はお待ちかねのランチタイム。いざ、鰻屋へと思ったのですが、前日との気温差と想定以上の体力の消耗からか食欲が上がらず、隣の甘味屋さんでかき氷をいただくことにしました。一応、夏バテ防止(もう秋ですが…)を兼ねてシロップは飲む点滴と言われている甘酒をセレクトしました。成田は酒造りでも有名ですから。
白い氷の上に白い甘酒がかかった、白づくしのかき氷で写真映えはしませんが、甘過ぎず美味しくいただくことができました。

久しぶりに使った50mmレンズ。普段使いの35mmと全く違った使用感に驚きつつ、さらに中間の40mmだったらどんな感じになるんだろうと興味は尽きません。ライカは、レンズの数が豊富なだけに気になるレンズが増えて困ります。
 
 

▼ 今回の使用機材 ▼

[ Category:Leica | 掲載日時:21年10月12日 11時05分 ]

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