カメラを持つと手がグッと冷たくなる季節になりました。
気がつけばまた一年年を越して、お正月を迎えて、
またいつものせわしない日常が戻ってきました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
年末年始の過ごし方というと、そこそこ限られている印象がありますが
筆者はここ数年で少し変化がありました。
関西風のお雑煮を食べる機会があったり、駅伝を見るようになったり。
昔々、小学生の頃、友達のお父さんがリビングで駅伝を見ている姿を見て、当時は何が楽しいのだろうと思っていました。
しかしこの時になると、若者の頑張る姿が妙にグッと来るようになり、気づけば最後まで一喜一憂して見てしまうようになりました。
駅伝ってコーヒーと一緒で大人にならないと魅力に気づけないものなのかな、なんて思ったり。
そんなことはさておき、昨年の末あたりからM型デジタルを何台か試してみようと思いたち、
240やM10-Pを出かけ先で使っていました。
さてこの年末年始はどうしようかと考え、お正月はM11-Pで写そうと言うところに至りました。
荷物を増やしたくないので、35mmのズミルックスだけを付けて、いざ京都へ。
ニュートラルに、そして適度なコントラストを生みつつも、しっかりと暗部を描写するM11。
高解像でありつつも、変な硬さもなく素直な写りです。
葉牡丹を見るとなんだか冬を感じます。
こういうのを季語っていうんだろうか、と思い調べてみるとやはり冬の季語でした。
全体的に絞ってもF4くらいまでと、開放付近で今回は撮影をしました。
さすがにこうして空を撮ると周辺は落ちますが、それがまた程よく被写体を引き立たせてくれます。
至るところにお正月飾りが。
お正月飾りもお店や寺社で違い、年も明けたばかりなのに、次のうちの飾りはどうしようかななどと考えてしまいました。
来年のことを言えば鬼が笑うとはまさにこのこと。まだ節分も先なので笑う鬼すら来てないかもしれません。
35mmのズミルックスは初めまして。
普段使っているレンズより直径が少し太い印象を受けます。とはいえこのサイズでF1.4。
最短も0.4mと被写体に近づいて撮影ができるので、
レンズ1本でとるには頼れる存在です。
明けてみるとあっという間の短いお正月でした。
帰ってきてからは食べ慣れた醤油の香りの、関東風のお雑煮を作って食べました。
少し遅くはなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。