【Leica】On the way home 13
迷子なの?と他の人に言われるくらい
間が空いてしまいました。
レンジファインダーを使い込んでいる人は
もう距離感が染み込んでいて、
すぐ合わせられるなんて話を聞きます。
私はまだまだ二重像が綺麗に重なる瞬間の快感を
味わってばかりです。
ここしばらく、EVFで撮り続けてきた私にとっては
中央でしか合わせられないという事に戸惑いが隠せませんでした。
ただ最初の内はピントを追いかけるような撮り方だったのが
段々と、ピントを先回りして撮るようになってきました。
そして心の持ちようではあるのですが
より、瞬間を意識するようになった気がします。
変な話かもしれませんが、
目の前に見えないからこそ想像する という感覚。
もうこの世の中には
既に沢山の素晴らしい写真家がレンジファインダーの魅力を
余すことなく語っています。
だからこそ少し敷居が高く感じしてしまう方もいらっしゃると思います。
正直なところ私もレンジファインダーについてなど語れません。
ただ写真を撮る楽しさを再認識することが出来た。
それだけで大いに意味と価値があったと思います。
見たままの光が見える、というのはEVFでは味わうことはできません。
EVFを多用する視点からカメラの話をする自分に、
時代は変わり続けているなぁと感じます。
今でも、今だからこそ、これからも
何かの型にはまっているわけではない、時代がこうだからではない。
自然体で使っている人達の写真や言葉の力もまた、魅力の一つかもしれません。
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