【Leica】Q2で良いんじゃない? Q2が良いんじゃない!
28mm 渋谷
2023年5月26日の新製品発表・予約開始以来、巷で大きな反響を呼んでいるLeica Q3。
ところが蓋を開けてみると、予想を上回る人気の為、品薄が続いています。
発売から3ヶ月以上経った現在も手にされた方は極めて少ない状況です。
有効6030万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載し、位相差検出方式を追加したハイブリッドオートフォーカスシステムを新たに採用。
また、タッチパネル式の背面モニターは新たにチルト式となり、解像度も約184万ドットにアップするなど、スペック面でも操作面でも進化したカメラLeica Q3。
でも、入手できるのはいつのことやら…
はたしてそんなことを考え悶々としているところに、一筋の光明のようにある考えが浮かんできます。
Q2で良いんじゃない?
Leica Q2
有効4730万画素という必要十分な高画素を誇り、フルサイズ時の画角28mmからクロップすることで35mm・50mm・75mmの画角にワンタッチで切り替え可能。
マクロ撮影モードに切り替えることにより、最短撮影距離17cmまで寄ることも出来ます。
強力な手ブレ補正機構を搭載し防塵防滴性能も有しているので、日常の様々なシーンで手軽に高画質撮影を楽しめます。
基本的な機能・操作性がQ3に踏襲されていることから見ても、Q2がいかに完成されたカメラであるかがうかがい知れるというものです。
28mm マクロ 丸の内
28mm 丸の内
28mm 渋谷
先日、妻と一緒にソール・ライターの写真展を観にいった時に撮影。
ガラス越しでもこの高精細、雲の立体感も良く、私にはこれで十分かと。
ちなみにこちらは展示を観る前に撮影したもの。
28mm 渋谷
鑑賞後はこうなる… 妻に2枚を見せたところ笑われました。
28mm 渋谷
ので、妻…
28mm 丸の内
普段フィルムモードは「標準」での撮影がほとんどなのですが、今回は少し色味を強調したくて「ビビッド」を選択。
日本メーカーのカメラほど極端に強く派手な色になることはなく、むしろ抑え気味。「標準」で撮影したと言っても通るくらい。
35mm 丸の内
こちらは「モノクロ HC(ハイコントラスト)」で。
「ナチュラル」でなく「ハイコントラスト」を選んでしまうのは、学生時代金属の質感描写を極めようと暗室に籠って作業していた名残か。
28mm 渋谷
いわゆる「鉄っちゃん」なら電車が来るまで待つのでしょうが… 私は線路狙い。
チルト式の背面モニターは、確かにあると便利ですが必要不可欠というほどでもなく、フォーカスに関してもQ2で不満を覚えたことはありません。
90mmまでクロップ撮影が可能になりましたが、画角28mmの画面の中に表れる90mmフレームはかなり小さく、撮影シーンも限られたものになりそうです。私の場合、Q2でも多用するのは35mm・50mmまでで75mmは正直あまり使用したことはありません。
35mm 丸の内
50mm 丸の内
Q2が良いんじゃない!
実はQ3を試写する機会もあり実際使ってみました。
出来上がった画は確かにより高精細になり進化を実感できるものでしたが、その分データも大きくなり私の貧弱なパソコンでは一つ一つの処理に時間を要してしまいました。
チルト式の液晶画面は少し厚みがあり、ファインダー接眼部と同じくらいの高さに。これが意外と撮影時鼻に触れることが多く、気がつくと画面横に脂が… まぁ、簡単に拭き取れますが。
クロップ撮影時、切り替えボタンを押すことで28mm→35mm→50mm→ というように画角が変化します。Q2では75mmからもう一押しすることで28mmに戻るのですが、90mmまで切り替えが可能になったQ3では28mmに戻すのにさらにもう一押しのアクションが必要になります。慣れの問題なのかもしれませんが、実際の撮影時にこれが結構手間に感じてしまうことがありました。
50mm 丸の内
28mm 丸の内
…とまぁ、あえてQ3の気になる所を挙げてみましたが、無理矢理感があることは承知しています。
Q3はQ2をより進化させたカメラ、でもQ2でも十分、いや十二分に満足できるカメラであると考えています。
まだまだ遊び尽くせないQ2を持って、また街に繰り出すとしましょう!
限定モデルを選ぶのもライカならではの愉しみ!
でも、やっぱりQ3が気になるという方は、こちらから!