
春の気持ちの良い暖かさに少しずつ湿気が混じったような初夏を感じる日が多くなってきました。
筆者は暑い気温には参ってしまいますが、季節としての夏が好きなので夏の到来をまだかまだかと待ちわびています。
今回はそんな初夏の陽気に撮影にでかけました。
使用した機材はLeicaのフルサイズコンパクトデジタルカメラQ3です。
大口径の単焦点レンズやフルサイズのセンサーを搭載した非常にユニークなコンパクトデジタルカメラとして人気を博しているQ3。
開放F値F1.7という非常に明るいレンズはマクロ撮影にも対応するなど様々な撮影で使用できる万能なレンズとなっています。また、動画撮影も行えるなど様々なニーズに応えるカメラとしても支持を集めています。
そんなQ3は6000万画素という非常に高画素のセンサーを搭載しています。このセンサーはトリプルレゾリューション技術が取り入れられており、記録画素数を6000万画素、3600万画素、1800万画素の3種類から選んでRAWまたはJPEGで記録するできます。6000万画素を活かし被写体の質感やディテールを捉えることができ、3600万画素や1800万画素ではデータサイズをよりコンパクトにできるだけでなく、連写の持続性の向上や高速性能を最大限活用できる便利な機能となっています。
例えば、本ブログ作成に当てはめていうと、必要な解像度は約370万画素と一番小さな1800万画素を選択しても必要十分です。28mmで撮影を行うのであれば、1800万画素と十分なサイズとなります。
ただ、今回はクロップ機能を使用して撮影する前提だったので、最大サイズの6000万画素で撮影しています。最大サイズのものであれば、90mmクロップを使用しても600万画素と必要十分なサイズで撮影が可能です。
そんなQ3を持ってでかけたのは隅田川。
筆者は川沿いを歩くがとても好きです。
私が以前住んでいた京都には鴨川という川があります。散歩をしたり読書をしたり、もちろん写真を撮ったり。気が付いたら鴨川に足を運んでいる、そんな憩いの場的存在でした。
もちろん東京には鴨川はありません。であれば鴨川の代わりになる川を探そうと思い立ち今回の撮影を行うことにしました。
今回は両国駅で下車し、そこから浅草方向に向かいつつ、モノクロでスナップるすることに。
撮影日の両国は大相撲の場所中ということもあり、沢山ののぼり旗が掲げられていました。テレビでしか大相撲を見たことない筆者にとって圧巻の光景でした。
両国国技館を後にし、隅田川テラスへ
周りをビルや高速道路に囲まれており、まさに都市型河川といった感じでしょうか、樹々に囲まれている鴨川と比べて無機質で硬い印象を受けました。しかしモノクロとの相性は非常に良くシャッターを切る回数が増えていきました。
撮影を開始した頃は薄い雲が空を覆っている感じでしたが、時間が経つと今にも雨が降り出しそうな天気に変わりました。
東京スカイツリーも上の方が雲の中に。ただ普段見ることのないこの光景は筆者の目にはとても幻想的に見えました。
Q3は6000万画素の高画素センサーを搭載しているので、画素数を気にすることなくクロップでき、広い画も切り抜いた画もどちらも撮影することができます。
しばらく隅田川沿いを歩くと吾妻橋に近辺に差し掛かりました。ここまできたなら浅草界隈にも足を延ばそうと思い、浅草寺に向かいます。
仲見世通りは平日にも関わらず大勢の観光客で溢れており、改めて浅草の人気を感じました。
浅草寺は日本で最も古い寺院の一つに数えられ、その歴史は1400年前の飛鳥時代に遡るそうです。そんな由緒正しき寺院に気軽に足を運べるのは非常に喜ばしいことです。
Q3は散歩や旅行といった極力荷物を減らしたい場面での撮影に最も向いているカメラと言っても過言ではないと感じました。クロップ機能を使うことで一本のレンズでありながら、28mmの広角から換算90mmまで使用することができます。個人的なオススメは50mm(約1900万画素)くらいまでが使いやすい印象を受けました。オートフォーカスの性能も先代のQ2に比べ性格且つスピードも向上しています。またチルト液晶を採用したこともあり非常に使いやすい機種になったと感じています。
鴨川に代わる川を探して訪れた隅田川でしたが、鴨川とは違う隅田川にしかない魅力を沢山発見できた気がしました。
隅田川でも散歩をする方やベンチに座って休憩や食事をする方など場所は違えど憩いの場という点は変わらず人々に愛されている場所でした。
皆様もお気に入りの機材を片手に川沿いを散歩してみてはいかがでしょうか。