
桜の季節も終わりを迎え、新緑がまぶしい季節がやってきました。
新緑の季節になると筆者の写真欲は気温と同調するように上がっていきます。
普段はコンパクトなカメラを使用しての撮影が多い筆者ですが、大好きな新緑は本腰を入れて撮りたくなります。
今回選んだ機材はLeica「SL3」
SL3は6000万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載したLeicaが誇るミラーレス一眼のフラッグシップモデルです。
6000万画素の高画素センサーはもちろんのこと、位相差検出、物体認識AF、コントラストAFの3種類の検出方法を組み合わせた、革新的なAFシステムを搭載するなど、SL2シリーズから着実に進化を遂げたカメラとなっています。
使用したレンズはズミクロン SL35mm F2.0 ASPH.です。
LeicaのSLレンズの特徴として、シリーズによりサイズが統一されているという点があげられます。今回使用したズミクロンはその中でも極めて、コンパクト、軽量なシリーズです。開放F値はf2と明るいレンズで、非常に印象的な描写をもたらしてくれるレンズです。また、フォーカスはリニア制御で行われる為、高速でスムーズ且つ非常に静かなピント合わせを可能にしています。スチル撮影はもちろん、動画撮影にもおすすめの一本です。
新緑は桜や紅葉とは違い特別なスポットへ行かずとも楽しめます。
そこまで混雑しているイメージもありません。
新緑撮影はお散歩がてらゆったりと楽しめるところも好きなポイントです。
筆者は辺り一面が緑に包まれている光景を見るととても爽やかな気持ちになります。
実際に緑色にはリラックス、リフレッシュ効果や目の疲労を軽減させる効果もあるようです。
新緑の他にも苔も筆者の好きな被写体の一つです。
一つ一つの大きさは非常に小さいですが、一面を埋め尽くした苔は大きな森の中にいるような気分にさせてくれます。朽ちた木に生える苔からは時間の流れからくる変化を想像し感じることができます。まさに”侘び寂び”の寂びの部分です。
新緑の他にも季節の花々を楽しむこともできました。
バラは春と秋の二度見ごろを迎える花で、特に春は様々な品種のバラが咲くピークシーズンだそうです。
決して軽量なカメラとは言えないSL3ですが、グリップの握りやすさやレンズとのバランスの良さで撮影中に腕の疲れを感じることはありませんでした。またSL2シリーズと比べて小さくなったボディはより携帯性を良くしてくれています。
撮影をしていると時間がとても速く過ぎていく気がします。
桜の季節があっという間に過ぎたように新緑の季節もすぐに次の季節に移り替わっていくでしょう。
皆様もお気に入りのカメラで今しか楽しめない新緑撮影を楽しんでみられてはいかがでしょうか。