【Leica】The World of Monochrome Ep. V
Leica M10 monochrome+Leica Summilux 50mm F1.4 ASPH.
ライカブティックスタッフがM10 モノクロームをリレーしていく連載ブログ
The World of Monochrom Episode Vです。
今回はLeica Summilux 50mm F1.4 ASPH.とCarlZeiss C Sonnar 50mm F1.5
それとNOKTON 35mm F1.4 MC VM MapCamera 25th Editionを使用しました。
Episode Vと聞くと雪だなぁ。と思っていたら…見事に降りました。
少し収差の残るいわゆるオールドライクな写りをするレンズが好きな私は
ズミルックスの第二世代が好きでこちらの現行タイプはあまり使ってきませんでした。
いざ使ってみると、しっとりとした写りです。ガラス越しに撮影しているにも関わらず、芯のある写りをするレンズ。
画素数が大幅に増え、繊細さにさらに磨きのかかったM10モノクロームにはぴったりに感じました。
Leica M10 monochrome+Leica Summilux 50mm F1.4 ASPH.
フローティングシステムを採用しただけあって最短の描写も安定しています。
あったかくなってきたので外に出していたコウモリランの葉っぱです。雪にやられて落下し折れてしまいました。
…筆者の情感もうまく乗せて映し出してくれるレンズです。
Leica M10 monochrome+Leica Summilux 50mm F1.4 ASPH.
Leica M10 monochrome+Leica Summilux 50mm F1.4 ASPH.
続いてCarlZeiss C Sonnar 50mm F1.5です。
Leica M10 monochrome+CarlZeiss C Sonnar 50mm F1.5
開放F1.5。周辺に若干の光量落ちとぐるぐるとした感じが出ています。ピント面は少しふわっとした感じです。
C Sonnarの「C」とはクラッシックを指し、オールドライクな写りを楽しめるレンズとしてとても人気があります。先ほどのズミルックスとはまた違った切り口のレンズです。
Leica M10 monochrome+CarlZeiss C Sonnar 50mm F1.5
グレートーンが綺麗です。
建物の屋上などに置かれている植物を見るとついつい撮りたくなります。
ここから先はM10モノクロームで高感度撮影をした写真です。
手持ちで撮ったのでブレがありますが…。ご容赦くださいませ。
Leica M10 monochrome+Voigtlander NOKTON 35mm F1.4 MC VM MapCamera 25th Edition ISO6400
Voigtlander NOKTON 35mm F1.4 MC VM MapCamera 25th Edition ISO6400
基本ISO800くらいまでしか使いませんが、そんな私から見てもISO6400でここまでの階調が維持できるのはすごいと感じます。
Voigtlander NOKTON 35mm F1.4 MC VM MapCamera 25th Edition
最後はISO12500。
高画素機+卓越した高感度性能という響きは今や当たり前になってきているように感じます。
あまりそういったものに興味のなかった筆者ですが、
圧倒的な高感度耐性を誇るM10モノクロームを使い今までになかった新しい表現ができることへの純粋な楽しさを感じることができました。
それでは次回Episode VI ご期待ください。
これまでの『The World of Monochromeはこちら』