【LEICA愛】ライカ、な理由。
“ Leica ”
私にとって唯一無二の存在であり、かけがえのない相棒。
「お前はライカを買え。」
という、今考えると無茶苦茶な恩師のアドバイスに従い、
写真学生時代に苦労して手に入れたLeica M2。
共に旅した場所は数知れず、トップカバーに刻まれた傷跡は今ではその一つ一つが大切な思い出。
ライカという存在はもちろん高嶺の花であったが、それまで国産MF機を愛用していた私にとっては、
「ブランドだけだろう」という先入観の方が大きかった。
なぜあんなにも高価なのかも理解できなかった。
しかし。
実際にこの手で触れてみると、なんという精密感。
なにより、使い込めば使い込むほどに手に馴染む。
自分の手の延長、そして目の延長となっていく・・・。
この感覚はなんだろう?
歴史に名を残す先人達が撮影した作品のクレジットに、
必ずと言って良いほど “Leica” の文字がある理由を、肌で感じた瞬間だった。
“形態は機能に従う”
アメリカの建築家、ルイス・サリヴァンの残したこの言葉。
ライカにぴったりの言葉だと私は思っている。
写真を撮影する為に必要な機構だけが静かに重なり合い、
それらをやさしく包み込む、アールを描いたボディシェル。
まさに、機能美を体現したようなカメラ。
真剣に写真を撮ろうとする者の手に、馴染まない訳が無い。
気高く、美しく、撮り手の意のままに。
私はもう、絶対にライカを手放せない。
To be continued.
(文責/写真:R.Hirokawa)
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