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【LEICA愛】ライカの世界へようこそ

メーカー愛スプリングバトルLEICA編

「ライカはとにかく高い」とか「ライカは奥が深くて、はまると大変」とか、そんなふうに考えている方、多いのでは?
かくいう私がそうでした、このライカフロアに来るまでは…

絶対手を出すまいと思っていたのですが、なにせ周りはライカだらけ…
ゴロゴロしてる… 売るほどある…(って、当り前か…)

で、気がつけばいつの間にかライカユーザー(M3)の端くれになっていました。

何とかボディを手に入れても、さてレンズがね…
やっぱり高い… とてもじゃないけど、現行の高価なレンズは簡単には手が出ない…

でも、そこはそれ、M型ライカボディに取り付けられるレンズは、現行タイプ以外にもたくさんあります。
特にM型以前のバルナックタイプ用レンズとしてあるスクリューマウント(Lマウント)のレンズには
探せば結構お手頃なものも数多く存在します。

それらに通称MLリングと呼ばれるアダプター変換リングを取り付ければ、簡単にMマウントレンズに早変わり!

多少のスリキズや薄クモリも「年代を考えればしょうがないか」と大らかな気持ちで割り切ってしまえば、
選択肢はぐっと広がります。 そう、おこづかいで買えるレンズがいろいろあるんですよね。

 「そうか、ライカの楽しみ方って、こんなところにもあるんだ!」なんて勝手に納得していたら…
…ええ、まぁ、そうなんです… つまりは、はまってしまったわけです…

とはいえ、王道を歩んでいられる方から見れば、「なんだ、それ」って言われちゃうくらい、
ゆるーくかるーくはまってますけど…

題して、「ライトなライカライフ!」 あなたもいかがですか?

まずはボディから。

ライカのLマウント・Mマウントが使用できるボディは、新旧を含めるとかなりの種類になります。

その中から何を選ぶかは貴方次第、正確には貴方のお財布次第、ということになります。

私はフォクトレンダーのベッサから入り、今も愛用していますが、
「ライカユーザー」そして「快適なライカライフ」を目指すなら、やっぱりライカボディが必要。

ライカボディで撮れば、どんなレンズを付けていても、
その写真は「ライカで撮った写真」になります!(…ええ、屁理屈です。)

店頭では「初めてのライカ」として、露出計を内蔵し、28mmのフレームも表示される
M6以降の機種をお薦めしていますが、個々のこだわりは大歓迎!
じっくり選んで「マイライカ」を手に入れましょう。 

私も自分なりのこだわりからM型ライカの祖、M3を手に入れ、
表示されるフレームの関係から自ずと50mmのレンズが手元に多く集まってきました。

今回それらと知人から借り集めたものをまとめて、一気に試し撮りを敢行!
とはいえ、プロカメラマンではありませんし、専門の機器を用いたわけでもなく、ただ撮っただけ…
おまけに先にお断りしたようにスリキズや薄クモリのあるものばかりです。
あくまで参考までにということで……

 撮影は各レンズ、絞り開放・F4・F8相当で行いましたが、
今回はその中から、すべて絞り開放のみの写真を掲載します。
《コダック・エクター100使用》

最初に参考として(?)M型レンズの基本的存在、ズミクロンM50mmF2での撮影。

ライカ・DRズミクロン M50mm F2

基本とはいえオールドレンズ、開放時のボケは現行レンズと比較すれば滑らかさに欠けますが、
それを「味」として楽しめるならば、貴方もこちら側の人間です…


ライカ・ズマール L50mm F2

画面奥、光の少し強い所にそろばん状のボケが見受けられます。
また中央の鉢の下にある花が少し流れているような描写になっています。


ライカ・ズミタール L50mm F2

こちらにもそろばん状のボケが… 中央下の流れるボケは少し抑えられています。


ライカ・ズマリット L50mm F1.5

他にはないボケ味! 周辺上下とも流れるようなボケが強く見られます。


ライカ・エルマー L50mm F3.5(赤エルマー)

F3.5という無理のない開放値からでしょうか、50年以上前のレンズでも上記3本のレンズよりシャープな写りです。


キヤノン・セレナー L50mm F1.8

レンズの形状はズマリットに似て重厚な造りですが、写りはズマリットより素直です。


ニコン・ニッコールH・C L50mm F2

上記キヤノンレンズと合わせて持てば、ライカのカメラでニコン・キヤノン対決が楽しめます。


ミノルタ・スーパーロッコール L45mm F2.8

小型で、花形の形状に特徴のある人気レンズ。 少し画角が広がります。
画面上部に少し流れが…


東京光学・トプコール L50mm F3.5

こちらも独特の形状をしたレンズ。 ちょっとチープな印象を受けますが、写りは上々。
ボケも比較的滑らかです。


フォクトレンダー(コシナ)・ノクトン L50mm F1.5

さすが現代の大口径レンズ、優しいボケです。


フォクトレンダー(コシナ)・カラースコパー L50mm F2.5

名レンズ8枚玉ズミクロン35mmF2を意識した小型で重厚な造りをしていて、
生産終了後に人気が高まったレンズ。 滑らかなボケが特徴です。


ロシア製・ジュピター8 L50mm F2

12本中1番安かったレンズ。 でもこの通り、シャープでボケも自然な写り!

という風な感じで同じ焦点距離でも様々な描写が楽しめます。
ライカ用交換レンズは古いLマウントレンズだと1920年代から、Mマウントレンズは
1954年より現在に至るまで製造されています。
ライカ以外のレンズも含めるとおそらく1人が全種類を楽しむには
途方も無いバリエーションが存在するわけなんですね。

ねぇ?楽しいでしょう、ライカ!

 
  《写真と文章:ニョロ》

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[ Category:Leica | 掲載日時:13年03月31日 20時33分 ]

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