【LEICA愛】LEICA M-Eのグレーなお話
さてさて、LEICA愛を語る夕べ、もといBlogもぞくぞくと増えて参りました。
志を共にする記事を見ると、嬉しくなってしまいます。
さて、LEICAデジタルMボディも”M9″から”M”、”M-E”、”Monochrom”の3ラインにリニューアル!
2012年のPhotokinaで登場して以来、待ち遠しかった新しいLEICAデジタルボディ達…
いや〜愛してやまない者としては、長い長い日々でした。
(もちろん買える、買えないは別ですけれどw)
そこで個人的に気になっていたのは”LEICA M-E”、そのボディカラーが…
何と過去の軍用ボディを考えて造られたと言うではないですか…!!
こちらがその、魅惑のグレーボディ。心を惑わせるその色合い。
フォトキナ2012で伺った、ライカカメラAGのプロダクトマネージャーStefan Daniel氏の
『僕はこのグレーが好きなんだ、カッコイイだろう!』という発言…!
もちろんでございます!
カッコイイからこの色、というのは素晴しいですね。売れる・売れないじゃなく”カッコイイ”!
うーん好きだなぁ。。
さてさて、でも実際このグレーはどれだけ過去の軍用モデルに近いのでしょう?
せっかくなので、ここは一つ比べてみる事に致しましょう!
ジャーン!という事でLEICA IIIcグレーモデルをご用意しました!
このIIIcグレーモデルは第二次世界大戦中に生産されたモデルです。グレーペイントであるのは
戦時中のためクロームメッキの素材が貴重だったという話や、カモフラージュの為など諸説ございます。
軍用だと『luftwaffen eigentum』と刻印があったりしますね。これは『空軍所有物』を示します。
この時期のLEICAには『赤幕』や『W.H』、『段付き』やグレーでも様々なバリエーションがある時代で、
それを調べているのもなかなか楽しいのですが今回は脱線するのでここまでにします。
さて、『LEICA M-E』のグレーはどんなグレーなのか!
さっそく見てみましょうこちらです!
グレーの色合いは似ている気がしますね…ただ少し、IIIcの方が色が濃い様です。ブルーがかった”M-E”のグレーは
ここから来ているのでしょうか。ただIIIcは時代を経ているので、厳密な事は言えません。
第二次世界大戦を乗り越えてきた『IIIc』、デジタルとなって生まれ変わった最新の『M-E』、
そしてレンズはエルマーの新旧…
ここには歴史が、そしてロマンがありますね…これぞまさにロマンスグレ…いえ、これはみなまで言いますまい。
A型から最新のデジタルボディまで、多くの人々に愛されているLEICA。それぞれのボディにそれぞれの物語が存在します。
撮って良し、眺めて良し、そして調べて良しのまさに楽しみが詰まっているLEICA。こんなカメラ、ちょっとなかなか無いものです!!