【Nikon】『Z5 × FTZの世界』~動体撮影 SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM~
2020年8月28日 Nikonフルサイズミラーレス第3弾となる「Z5」が発売となりました。
新しいフルサイズミラーレスカメラのベーシックモデルの位置づけながら、ボディ内手ブレ補正や防塵防滴仕様、デュアルSDカードスロットなど、贅沢な仕様の本格派ミラーレスカメラに仕上がっています。
ミラーレス機用に設計されているZマウントレンズや、同時発売されたズームキットレンズである「NIKKOR Z 24-50mm F4-6.3」は軽くて非常に利便性のある良いレンズですが、旧来のニコン Fマウントレンズの使用を検討されている方も多いかと思います。
今回はそんな声にお答えすべく、Z5にマウントアダプター「FTZ」を装着し、Fマウントレンズを使って撮影した写真を用いて連載記事を書いていきたいと思います。
今回はサーキットにて下記の組み合わせ
SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM(ニコンF用) + テレコンバーター TC-1401
で撮影をしております。(富士SUPER TEC 24時間レース)
500mmのレンズに1.4倍のテレコンバーターを挟み、700mmでの撮影になりましたが…
結論から言えば、望遠レンズでもZ5は楽しめます。
では、撮影した写真をご覧ください。
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/250 / ISO:100
Z5は連写が約4.5 コマ/秒ということで、あまり連写に期待をしていなかったのですが、うまく合わせればしっかりとピントも合いました。
絞り:F6.3 / シャッタースピード:1/320 / ISO:100
絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/320 / ISO:100
この日はトータルで1000枚ほど撮影しましたが、シャッタースピードが1/320あたりが非常に安定し、撮影が楽しめました。
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1250 / ISO:450
写真に躍動感はなくなりますが、シャッタースピードが1/1000を超えたあたりからは、質感も綺麗に写し出すことができますし、ピントが合っている写真も増えてきます。
絞り:F6.3 / シャッタースピード:1/320 / ISO:100
Z5の癖を掴み始めた頃、雲行きが怪しくなってきてしまいました。
最後に1枚と思い、撮った写真が綺麗に撮れていたので大満足です。
最低でも焦点距離600mmは欲しいコーナーで撮影している為、使用したレンズには1.4倍のテレコンバーターは必須。もしかすると、テレコンバーターを間に入れなければ、もう少しピントが合う写真が多かったかもしれません。
それでも動体にそこまで強いわけではないZ5でここまで楽しめるのならば、オールラウンドに写真を楽しめる機種と位置づけてもいいかもしれません。
今回は単焦点レンズを使用しましたが、SIGMAは望遠ズームレンズもございます。
Nikon純正だけではなく、サードパーティー系レンズも使用できますので、ぜひFTZを使ってNikon Z5を楽しんでみてはいかがでしょうか。
是非銘玉揃いのFマウントレンズをZシリーズでも堪能してください。