
【Nikon】あなたの世界がもっと広がる、万能高倍率ズームレンズ。NIKKOR Z DX 18-140mm F3.5-6.3 VR
今年もあっという間に9月に突入。まだまだ厳しい暑さが続きますが、秋の行楽シーズンはすぐそこです。心地よい風、紅葉、旬の味覚、思い浮かべるだけで胸が高鳴ります。
外に出るのが楽しくなるそんな季節に向けて、今回持ち出したのは、Nikon Zシリーズから Z fc +NIKKOR Z DX 18-140mm F3.5-6.3 VR。
まずボディはフィルムカメラを思わせるデザインが魅力のZfc。約2088万の画素数にバリアングル液晶や瞳AFを搭載し、スナップやVlog撮影などで幅広く活躍します。ダイヤル操作で感覚的に設定ができ、持つこと自体が楽しくなるような一台です。
そんなボディに組み合わせたNIKKOR Z DX 18-140mm F3.5-6.3 VRは、広角から望遠まで1本でカバーできる高倍率ズームレンズです。35mm判換算にすると約27〜210mm相当。また約5段分の手ブレ補正機能により手持ちでも安定した撮影が可能です。質量約315g、全長約90mmの軽量かつコンパクトな設計は持ち運びやすさも兼ね備えまさに万能レンズと呼べる1本となっております。
さっそく広角側35mm判換算約27mmからスタートです。スナップ撮影や景色の撮影などで好まれる初心者の方にも使いやすい焦点距離ですが、特に風景写真であればニコンが得意な自然な発色とも相性がよく、抜け感のある気持ちの良い写真が望めます。この日も青空の映える快晴に、緑が生き生きと見えました。
続けて広角側でカメラを水の流れに近付きながら、Zfcのバリアングルモニターを利用し撮影してみました。動画撮影はもちろん、撮影者が動けない範囲の撮影を補ってくれるのがバリアングルモニターの良さです。ピント面の水の質感をよく捉えてくれています。迫力のある風景写真もこうして気軽に撮影が可能です。
出掛け先や、また旅のお供ならば楽しみの1つはやっぱりご飯。そんなテーブルフォト時に活躍するのはやはり広角側の焦点距離ではないでしょうか。また、最短撮影距離も広角側であれば約20cmと被写体に近付くことも可能です。この日は友人と韓国料理を。よく焼かれたサムギョプサルやキムチの鮮やかさが食欲をそそる発色です。
ポートレート撮影などでも活躍する標準域から中望遠域。普段スナップ撮影が多く、約24〜40mm前後のレンズをよく好む筆者からするといつもだったらあと少し、と感じてしまう部分をカバーしてくれ、撮影の幅が広がりました。明るいレンズではないのですが、癖のないボケ感で被写体を際立たせたい構図でも活躍してくれます。
そして最後に望遠側。35mm判換算約210mmまでの撮影が可能です。
特に動物や野鳥、スポーツ撮影などの限られた用途で選ばれることの多いイメージがあったのですが持ち出してみると案外スナップでも使う場面は多く、自分の目では認識できない範囲を捉えてくれるので新しい発見に出会えます。この日も背の高い植物や、遠くで佇む鳥の姿を捉えることができました。
最後に同じ位置から同じ被写体を撮影してみました。上から順に、約18mm、50mm、100mm、140mmの焦点距離になっています。しっとりとした描写も雰囲気があって筆者好み。改めてこれ1本でこれだけの幅を出せると思うと、1度使ってしまったら手放せないレンズです。
撮影を通して改めて、1本でどこでも撮れることの利便性を実感しました。この組み合わせであれば長時間持ち歩いても苦にならず、重さに対するストレスはさほどかかりません。高倍率ズームがあなたの世界を広げてくれること間違いなしです。これからのお出かけシーズンの相棒として、また初心者の方にもピッタリな今回の組み合わせ、ぜひお試しください。
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