【Nikon】アジフライと小さな旅2023 -勝浦編-
月日の流れるのは早いものでついこの間、年が明けたと思ったらもう3月です。
そして3月になると私の楽しみが1つ解禁になります。それはJRが1日乗り放題になる青春18きっぷ(春)が発売されるシーズンになったという事。
以前もこの切符を使って、少し離れた場所まで好物のアジフライを求め日帰り遠征をしていました。そう、アジフライを食す旅の再開です。
今年最初の遠征先を探すべく、過去の旅を思い返してみると勝浦のひな祭りを思い出しました。
丁度ひな祭りの時期。さっそく勝浦に向かいました。
千葉から外房線で房総半島を南下。勝浦駅周辺は「かつうらビッグひな祭り」と称して沢山の雛人形が飾られていました。
この大きな雛壇は交差点の一角に設置されており、歩道のギリギリまで下がってもズームレンズの広角端(24mm)では全体を収めることができませんでした。私の地元でもお寺とその近所の商店街でひな祭りが開催されていますが、規模の違いに圧倒されます。
ひな祭りのメイン会場でもある「遠見岬神社」に到着したのですが、残念ながら雛人形の姿はありませんでした。
聞けば、前日夜から明け方にかけて天気が悪かったため、展示を中止したとの事。
本来であればこの石段に約1800体の人形が並ぶはずで、つくづく運の無さを痛感しました。
しかも持参した機材は「Nikon Z9」と「NIIKOR Z24-70mm F2.8 S」。写真を撮る気満々の重量セットだったが故、その重さが余計重く感じます。
それでも別のお寺の前には約600体が並ぶひな壇や、
商店街のお店には趣向を凝らしたお雛様が飾られており、ひな祭りを満喫することができました。
ユニークに感じたのが眼鏡屋さんの前に飾られていた人形。店主曰く老眼鏡をかけているとのこと。私もそろそろ必要な年齢だけに、妙に親近感が沸きました。
そんなひな祭り一色の商店街で見つけた「さかなやの食事処」で今シーズン最初のアジフライを頂きました。
サクサクの衣の中からジュワっと溢れる鯵の風味。やはり漁港の街で食べる魚の味は濃くて美味しいです。
しばらく味わっていなかったこの感動。もう頭の中は次の計画で一杯です。
食後は隣駅の御宿まで移動しました。
御宿といえば、綺麗な砂浜とそこに立つ月の沙漠記念像が有名です。
早朝まで雨が降っていたとは思えない強い日差しでしたが、風が強く波も大荒れ。
以前訪れた時は、水を含んだ砂浜が空を鏡の様に写すほど静かな浜だったので、そのギャップに驚きました。
一方で、その強風で砂浜は綺麗にならされています。
当然、私の身体にもカメラにも砂粒の攻撃が来るのですが、そこは防塵防滴が完璧なフラッグシップ機。
私の足跡が風と砂で消されていく様子を楽しむことができました。
また強い海風の下でも、河津桜が綺麗に咲いていました。
枝が大きく揺れていましたが、素早いAFがその動きにしっかりついてきてくれます。多少重くてもZ9にしておいて良かったと思えた瞬間です。
御宿ではお隣の勝浦に合わせ、「御宿つるし雛めぐり」が開催されていました。
会場に足を運ぶと、ものすごい量のつるし雛が展示されていました。1つ1つの人形は可愛いものの、これだけの量が1箇所に集まると迫力ありすぎで、どう写真に収めて良いのか頭の中が混乱してしまうほどでした。
過去に訪れた町でも、知らなかった事がいっぱいで、いろんな発見ができました。
次来る時はもっと広い画角のレンズを用意しようと心に決め、今シーズン1回目の旅は終了です。
暖かくなって撮影が楽しい季節の到来、さて次は何処に行きましょうか。