【Nikon】オールドニッコール
【Nikon オールドニッコール】
今回ご紹介するレンズはNikkor-O 2.1cm F4になります。
発売開始が1959年ということで約50年前のオールドレンズです。
一眼レフのFマウント用と、レンジファインダーのSマウント用が製造されています。
手元にある資料によりますと発売当時の価格が約3万円。
ネットで1959年の大卒の初任給を調べると約1万円という事なので、
今の価格にするとおおよそ60万円位になるのでしょうか…なかなか高価なレンズです。
製造数自体も少なく希少なレンズになります。
超広角レンズですが歪みがほとんど感じられず、周辺光量落ちもほとんど見受けられません。
とても50年前のレンズとは思えない高い描写力です。
通常のNikkorレンズとは形状が異なり、マウント部分を覆うようなマウント形状で裏玉が後方にかなり飛び出しています。
※このレンズは限られたカメラ【「F」「F2」】でご使用いただけます。装着できないカメラのほうが多いのでご注意下さい!
レンズの後玉からフィルム面までの間隔が約7mmになっています。シャッター幕に当たりそうで見ているだけでなんだか恐ろしいです…
レンズ銘に「Nippon Kogaku」と刻印がありますが、昨年で100周年を迎えたNikonの歴史を感じます。
また、ミラーアップで使用するためファインダーを覗いても何も見えません。
専用の外付けのファインダーをアクセサリーシューに付けて構図のイメージをつかみます。
そのため、ピント合わせも目測になります。今回使った固体は距離計の指標がfeet表記でした。(m表記のものもあるみたいです)
今後も個性的なオールドレンズが出てきましたらご紹介します!
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