
【Nikon】スタッフおすすめ!これから始めるレンズキット特集Vol.1~Z50II編~
GWを迎え、新生活にも慣れてきたこの頃。新しく趣味を始めるにはよい時期かと思います。
そこで今回は「初心者向けレンズキット特集」と題し、スタッフが各々お気に入りのアイテムで撮影に望みました。
これからカメラを始める方の参考になれば幸いです。
4月末の某日。すっかり春らしくなった天気の中、ひさびさのレンズキットを携えていつもの散歩コースへ。桜が咲く前に見ごろだった梅の木も、立派な梅の実がなっていました。
今回持ち出したのは、「Z50II ダブルズームキット」です。
2024年12月に発売されたNikon DXフォーマットの最新機種である本機は、上位機種で採用されている画像処理エンジン「EXPEED 7」を搭載し、前作「Z50」から多方面で大幅な進化を遂げつつも、比較的お買い求めしやすい価格で人気を博している機種です。
これからカメラを始めたい方にとって、性能や数値の比較をしてもイマイチ伝わりづらいと思いますので、今回は撮影中に筆者の感じたおすすめポイントをいくつかご紹介させていただきます。
【おすすめポイント① キットレンズの写りが良い】
ちょうど藤の花が見ごろを迎えていたので、1枚目は「Z16-50mm F3.5-6.3 VR」の広角側で、2枚目は「Z50-250mm F4.5-6.3 VR」の望遠側で撮り比べしてみました。同じ被写体でも、レンズを交換することで印象もガラリと変わります。
今も昔もダブルズームキットと呼ばれる物には、標準ズームと望遠ズームの2本のレンズが用意されています。最初についてくるレンズだから、単焦点レンズや高価なズームレンズより写りが悪いのでは、と思うかもしれません。
そこはさすがNikonと言うべきか、キットレンズの写りにも手を抜くことはありません。どちらのレンズもしっかりとした描写力を持ちながら、小型軽量で持ち運びも簡単。レンズ内手ぶれ補正も備わっており、使い手を選びません。
【おすすめポイント② ファインダー撮影が楽しい】
スマホと違い、ミラーレスカメラにはEVF(電子ビューファインダー)が搭載されている機種が多数あります。特にZ50IIはEVFがとても見やすくなっており、上の写真のような発色の良い被写体や明暗のはっきりした場面でも、見づらくなることはありません。
また望遠レンズをつけた際には、まるでスナイパーのように狙った被写体を切り取る体験ができます。軒下に隠れていたヤモリを望遠レンズを使って撮ってみましたが、近づいたら逃げてしまうような被写体でも大きく捉えることが可能です。
【おすすめポイント③ 誰でも失敗しない充実のオートフォーカス性能】
ところ変わって動物園にやってきました。じっとしている動物もいれば、あちこち動き回る動物もいる中、しっかりとフォーカスを合わせるのはなかなか骨が折れます。
Z50IIには9種類の被写体検出機能が備わっており、特に動物は「犬・猫・鳥」と細かく対応しています。上の写真はフラミンゴを撮影しましたが、柵越しでもカメラが被写体をしっかりと認識して自動でピントを合わせてくれています。
また、フォーカスモードを自動で切り替えしてくれる「AF-A」というモードが備わっているので、初心者の方も安心して撮影に集中することが出来ます。
【おすすめポイント④ 多彩なプリセットで自分好みの写真に】
最近のトレンドとして、カメラ内で自分好みの色味を設定して撮影する(スマホで言うところのフィルター機能)という流れが主流になってきています。特に有名なのはFUJIFILMの「フィルムシミュレーション」でしょうか。
Z50IIもこの流れに乗った「ピクチャーコントロールボタン」を搭載しており、撮影時にこのボタンを押すことで、色味をダイレクトに変更することが可能になりました。既存の色味はもちろん、Nikon Imaging Cloudを介して様々なプリセットを追加で登録することが出来ます。
今回の撮影では通しで「リッチトーンポートレート」を採用しました。派手すぎず、それでいて柔らかい質感の描写はかなり筆者の好みでした。
【おすすめポイント⑤ とにかく失敗しない!】
このカメラ、とにかく失敗することが少ない印象を受けました。カメラ本体の性能の高さに加え、優秀なレンズとの組み合わせもあってか、ピントを外したりブレてしまったカットがほとんどありませんでした。上位機種で培った技術がふんだんに盛り込まれているのも納得です。
筆者は10年以上前にカメラを始めましたが、当時と比べると初心者向けカメラもここまで来たかと、技術の進歩を感じました。
最後になりますが、カメラを始めた方が直面する問題として、一番多いと感じるのが「カメラを持ち出さなくなる」ことかと思います。大きく重いカメラはそれだけで荷物になってしまい、次第に持ち出さなくなってしまいますよね。
Z50IIはここまで機能が盛り込まれていながら、本体は550gと小型軽量に収まっているため、普段の持ち歩きにも難なく連れ出せるところが嬉しいポイントです。
『普段の街歩きにも、どこかへ遊びに行く時も。』
カメラを持ち出す楽しさを、このZ50IIでみなさまに感じていただきたいです。
第1弾はニコン機からお伝えさせていただきました。
これからの季節にお気に入りのカメラとお出かけしてみてはいかがでしょう。
次回もお楽しみに。
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