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【Nikon】フィルムカメラを持って海の町へ

新年明けましておめでとうございます。

2025年もTHE MAP TIMESにご訪問頂き、誠にありがとうございます。

本年も何卒よろしくお願いいたします。


激動の年だった2024年が終わり、早くも2025年がスタートしました。本年はどのような一年になっていくのでしょうか。

筆者個人的には、昨年2024年は秋口ぐらいまで年末まで長いなと思っていたものの11月を迎えたあたりから加速度的に12月が過ぎ、あっという間の年末年始を迎えるに至りました。
そんな中ですが、合間の休日はゆっくり過ごすこともでき、お正月らしくのんびりとした気持ちで写真を振り返ってみたいと思います。

今回の目的地は神奈川、三浦半島。
天気の良い日でしたのでNikon『F3』+『Ai Nikkor 50mm F1.4』+『Auto Nikkor 24mm F2.8 C』を持ってのんびりドライブに向かいました。

『F3』に装填したのはKodak (コダック) 『Gold 200』。暖色系でハイライトが黄色の方にいくクセの少なくスッと使いやすいフィルムです。

三浦半島の沿岸は、湘南に広がる砂浜とは一転して岩盤の隆起等によってせり出した岩礁がいくつもあります。そのため、磯場がいくつもありタイドプールにはヒトデや巻貝など小さい生き物たちの姿も良く見ることが出来ます。今回は三浦半島の西側、葉山逗子方面から南下していきます。

神奈川県の南に広がる相模湾。三浦半島の海はその湾の縁にあるためか外洋から流れがあるのか神奈川でありながら水の色がとても澄んでいます。湾岸を進んでいくとあっという間に江の島に到着しますが、ここは人も比較的少なく落ち着いており、お気に入りの場所です。

観光的にはオフシーズン。人気の落ち着いた港町でふらっと食堂を訪ねて食べるご飯は格別です。三浦半島といえば突端の三崎を中心にマグロが欠かせません。今回はお刺身ではなくあえてのマグロカツをチョイス。火を通しても硬くなくホロホロの身を衣が綺麗にまとめてくれます。デジタルカメラと異なりISO感度はフィルムに由来するのでシャッタースピードと己の体幹でカバー。ですが室内でもちゃんと撮影できており安心しました。

冬らしいつんと凍てつく冷たい風を感じながら少しお散歩。
普段慌ただしく生きていると気付かない物の発見であったりふとしたことも何でも新鮮に感じられます。デジタルカメラやスマートフォンが当たり前になった今では、写真を撮ってもどんな写真が取れたのだろうというワクワクする瞬間は少なくなりました。待ったとしてもプレビュー表示されるほんのコンマ何秒~数秒程度。でもフィルムカメラは「いいな」と思ってシャッターをきってもその場では確認ができません。現像に出すまでワクワクが続くのでなんだかお得感があります。

動き回っていたらあっという間に日が傾いてきました。地元の人たちの営みや観光客の賑わい、それはどこでも変わらないはずですが、自分自身がリラックスしているせいかとても心地よくゆったりと満喫できていることが分かります。今回使用した『Ai Nikkor 50mm F1.4』『Auto Nikkor 24mm F2.8 C』はどちらも大人しくシャープな印象のレンズ。マニュアルレンズだからといっていわゆる「オールドレンズ」と思ってしまうと、それは全くの見当違いだということが分かります。シャープといっても硬いのではなく、ピント面はスッと解像し周辺は自然な優しいボケに包まれます。

冷えてきたので最後に糖分補給と珈琲を求めて喫茶店へ。とても落ち着いた暖かい雰囲気でホッと一息。硬めのプリンの上品な甘みとコーヒーがマッチして身体が溶けそうになってしまいました。現代はノイズが悪な雰囲気がありますが、この粒状感は嫌ではないですし、むしろその場の雰囲気を増長させてくれるようなエモさを持ち合わせていると思います。

日が落ちてしまったのでお出掛けはここまで。余韻に浸りながら夜のドライブを楽しみつつ家に帰るとします。
当然手ブレ補正がないながらもここまで撮れてしまったのは驚きました。普段デジタルカメラに慣れてしまっていると不便さしか感じないときもありましたが、この不便さと言いますかマニュアルならではの手のかかる感じが逆に愛おしく感じるまでの感触がありました。

Nikon『F3』は20年という長きにわたって製造、販売されたNikonの名機。現行のカメラにも通じるF“3”という一桁のナンバリングはフラッグシップ機を意味します。また、F3より自動車デザイン等で有名であったイタリアのジョルジェット・ジウジアーロ氏をデザイナーとして起用し、本機から採用されたグリップの赤いラインはNikonのミラーレスカメラまで形を変えながらも受け継がれています。

新年からお仕事等で忙しい方、お休みをとってゆっくりされている方、様々いらっしゃるかと思います。
ぜひ合間ででもリフレッシュできる時間をつくり、ゆっくり息を入れる時間を作られてみてはいかがでしょう。そういう時は普段気付かない発見や出会いがありますので、せっかくならカメラを持ってお出掛けしてみるのもおすすめです。フィルムカメラならデジタルと異なるので、より鮮明に自身の思った感情でシャッターをきることが出来るのではないでしょうか。

▼今回使用した機材はこちら▼

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※すべての機能を使用する場合は「Ai」または「Ai-S」のレンズをお買い求めください。


[ Category:Nikon | 掲載日時:25年01月01日 12時00分 ]

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