【Nikon】フラッグシップで贅沢な休日を
先日、Nikon D6に触れる機会をいただきましたので、好きな鉄道写真を撮りに出掛けました。
この日の写真は、後日「フォトプレビューサイト Kasyapa」でも掲載される予定ですので、そちらもどうぞお楽しみに。
出掛けた日は、前日から強い雨が降り続ける生憎の空模様。本来なら延期も考えるところですが、「Nikon D6」を借りられる機会など滅多になく、ずぶ濡れ覚悟での出発です。
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/5000秒 / ISO:800 / 使用機材:Nikon D6 + AF-S 200-500mm F5.6E ED VR
向かった先は東海道新幹線の小田原駅。7月1日にデビューした新型車両「N700S」との遭遇を期待しての遠征です。
まずは、通過列車同士のすれ違いシーン。後追いでのAFから接近するAFヘの切替りもスムーズ。ニコン史上最高のAF性能は伊達ではありません。AFスピードはレンズの性能に影響されたのか、D5と比べ早くなった印象はありませんが、食い付きは格段に良くなった印象を持ちました。
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:800 / 使用機材:Nikon D6 + AF-S 200-500mm F5.6E ED VR
高速で通過する列車は秒14コマの高速連続撮影モードで撮影しました。連続撮影したカットをPhotoshopで繋ぎ合わせたカットがこちら。最初から最後まで被写体をしっかり捉えているのが分かります。
ブラックアウトによる不便さや大きなミラーショックもなく、高度な動体追従性能と抜群の安定感を感じました。
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:1600 / 使用機材:Nikon D6 + AF-S 24-70mm F2.8E ED VR
少し雨が弱くなったので東海道本線で1駅西へ。早川駅に向かいました。
小田原~三島付近は、かつて東海道本線も迂回(現在の御殿場線)していた程、険しい山が多い場所。都心では高い高架の上を走る新幹線ですが、この区間では山の傾斜を利用することでいろんな高さから新幹線を眺めることができます。
まずは、線路と同じ高さのフェンス越しから撮影した1枚。フェンスによるケラレの影響で、広角端での撮影は断念しましたが、秒14コマの高速連写が狭い画角の中でも最高のタイミングを切り取ってくれました。
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:800 / 使用機材:Nikon D6 + AF-S 24-70mm F2.8E ED VR
再び雨が強くなってきました。本来なら小田原城や海が見渡せる有名な撮影ポイントなのですが、かなりの視界不良です。高い防塵防滴性能を持つD6でなければ、こんな悪天候下でカメラを構えるなど、まずありえません。握りやすいグリップが、傘を差しながらの片手での撮影をカバー。豪快に水しぶきを上げる新幹線を撮影することができました。
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:800 / 使用機材:Nikon D6 + AF-S 24-70mm F2.8E ED VR
時刻表を見て次の列車が来るまで小休止。と思った矢先に、走行音の異なる列車がやってきました。慌ててカメラを向けても瞬時に被写体を捉えてくれます。撮り終えた写真を再生したら新型のN700Sではないですか!ダイヤに無い試運転の列車でしたが無事念願のN700Sに遭遇できました。
それにしても、咄嗟なワンシーンも逃さないレスポンスの良さはさすが最速フラッグシップモデルです。
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D6 + AF-S 24-70mm F2.8E ED VR
さて小田原といえば、お土産に「鯵の開き」が有名な、海の町でもあります。早川駅側には早川魚市場があり、ここ周辺の食堂が名店揃いと某雑誌に取り上げられていたので、撮影後に足を伸ばしてみました。
市場に面した漁港には沢山の漁船が停泊しており、美味しい食材にありつけそうな期待が高まります。
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/40秒 / ISO:800 / 使用機材:Nikon D6 + AF-S 24-70mm F2.8E ED VR
数あるお店の中から名物の鯵をフライで頂くことにしました。
期待通りの美味しさ。外はサクサク、中はフワフワ。食レポは得意でないので、美味しさを上手に表現できないのが残念ですが、交通費をかけてでも食べに行く価値がありました。
好きな鉄道写真を最新フラッグシップで。さらに美味しい食事付き。天気は最悪でしたが久しぶりに贅沢な休日が過ごせました。